ましんつ~るまがじん~vol.275~

INDEX

・今日のコラム………… JIMTOF2018 結果概要(続報)

・統計更新情報………… 2018年11月分受注速報発表

・最新情報……………… 日本機械工業連合会より】ビンテージ調査 ご協
力のお願い

・編集後記……………… 餅つき(M)

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◇ 今日のコラム
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○JIMTOF2018 結果概要(続報)

今号では、先月開催されましたJIMTOF・Tokyo2018で併催さ
れた各種イベントの結果概要についてお知らせいたします。

期間中は多くのイベントが開催されており、すべてをご報告するのは難しい
ため、今号ではJIMTOF期間外でも随時開催しているものを中心にご報告
いたします。

【第18回国際工作機械技術者会議(IMEC2018)】

<オーラルセッション>
日程:2018年11月4日(日)・5日(月)
会場:東京ビッグサイト レセプションホール(1F)

<ポスターセッション>
日程:2018年11月1日(木)~6日(火)
会場:東京ビッグサイト 東7展示ホール

今回で、通算第18回目となる国際工作機械技術者会議(IMEC)は、
前回と同様にオーラルセッションとポスターセッションの2部構成で実施し
ました。

オーラルセッションでは、「見えてきた未来のものづくり」をテーマに、
ものづくりの環境変化、IoTとAIの利活用、金属積層造形の将来、新た
な加工機能と工作機械を取り上げ、それぞれの最新技術・研究開発動向につ
いて、国内外の研究者・技術者より、2日間に亘りご講演いただきました。
本セッションには延べ424名と多数のご参加をいただきました。

また、ポスターセッションでは、全国の大学・研究機関53機関より、工
作機械に関する幅広い先端研究開発の成果について、ポスター形式にて71
テーマを発表いただきました。
各セッションいずれも大変多くの方々にご来場いただき、活発な技術交流
が行われました。

本技術者会議のプログラムは、以下URLをご参照ください。
https://www.jmtba.or.jp/wp-content/uploads/IMEC2018_J.pdf

【工作機械トップセミナー2018】

日程:2018年11月3日(土)
会場:《トップセミナー》東京ビッグサイト 国際会議場(7F)
《懇親パーティー》東京ビッグサイト レセプションホール(1F)

全国の理工系学生を対象に世界で活躍する工作機械やその技術の重要さと
面白さを紹介する工作機械トップセミナーは、今回で通算13回目の開催と
なり、全国各地から686名の学生・教職員が参加しました。

セミナーでは、井上 真一 理事((株)牧野フライス製作所・代表取締
役社長)をはじめ、ものづくりの世界の第一線で活躍されている技術者の方
々にご講演いただくとともに、若手及びベテランエンジニアによるラウンド
テーブルトークを実施し、ものづくりへの興味喚起と製造業・工作機械産業
で働くことの素晴らしさについて解説いただきました。

また、終了後には、セミナーに参加した教職員・学生および日本工作機械
工業会会員を交えて懇親パーティーを実施し、産学の交流を深め、大変盛況
のうちに終了しました。

本セミナーのプログラムは、以下URLをご参照ください。
https://www.jmtba.or.jp/wp-content/uploads/topseminar_2018.pdf

【金属Additive Manufacturing(AM)セミナー】

日程:2018年11月2日(金)
会場:東京ビッグサイト 703会議室(7F)

近年、アディティブ・マニュファクチャリング(AM)の高度化が進み、
製造業においてAMによる高機能化・軽量化を実現するプロセスが拡がりを
見せ、ものづくりにおけるAMの重要性が一段と高まってきています。

今回、JIMTOFでは初の試みとして、AM装置を手掛ける各企業から
AMの最新の技術情報やアプリケーションの事例等について紹介する、AM
専門セミナーを開催しました。

当日は76名の参加があり、現在の金属AM技術の実力と将来性への理解
を深めていただきました。

○【基調講演】

「金属Additive Manufacturingの最新動向」
東京農工大学 大学院工学研究科教授 笹原 弘之 氏

○プレゼンテーション

「ハイブリット金属3Dプリンタ「LUMEX」事例紹介」
(株)松浦機械製作所 技術本部AMテクノロジー シニアチーフ
加納 佳明 氏

「新機種LPM325と最新技術の紹介」
(株)ソディック マシニングセンター事業部 副事業部長
岡崎 秀二 氏

「電子ビームパウダーベッド方式の3D金属積層造形装置の開発」
日本電子(株) 開発基盤技術センター センター長
眞部 弘宣 氏

「Additive Manufacturing Innovation from Renishaw」
レニショー(株) General Manager CMM, MAPD, SFPD,
Commercial Operations Jason Taylor 氏

「AM加工機の特長と複雑形状の加工事例」
DMG森精機(株) AM統括部長 近藤 昌樹 氏

「超複合加工機における切削加工とレーザ加工の融合」
オークマ(株) ソリューション開発センター先端加工開発課
石原 洋成 氏

「大型金属3D積層造形技術(レーザポジション方式)によるモノづくり
の提案」
東芝機械(株) 技術開発部 主幹 深瀬 泰志 氏

「AM機能を有したハイブリッド複合加工機と加工事例」
ヤマザキマザック(株) 技術本部ソリューション事業部
HMT開発部1グループ リーダ 大内 誠悟 氏

【工作機械関連のソフトウェア・ワークショップ】

日程:2018年11月2日(金)
会場:東京ビッグサイト 会議棟1F「102号室」

ソフトウェアの広報・潜在的な需要開拓を目的に、会期中の11月2日、
工作機械関連のソフトウェア・ワークショップを開催しました。

今回は、村上 正志氏((株)ICS研究所 代表取締役社長)より、
制御セキュリティをテーマにした特別講演をいただいた他、会員企業8社
より、プレゼンテーションが行われました。

○【挨 拶】

西山 清隆 氏 (一社)日本工作機械工業会 監事
(株)ソフィックス 取締役社長

○【特別講演】

「IoTCPS・AI/ディープラーニング・安全と制御
セキュリティ対策、今何をしなければならないか」
村上 正志氏((株)ICS研究所 取締役社長)

○プレゼンテーション

レニショー(株)
「プロセスコントロールのためのオンマシン計測とそのデータ活用」

マーポス(株)
「工作機械上での加工監視システムにおけるデータ解析ソフトウェアに
ついて」

ブルーム-ノボテスト(株)
「小規模IoTによる生産自動化提案」

(株)ソフィックス
「既存の機械・装置をカメラでIoT化」

オークマ(株)
「工場の見える化ツールとWebソリューション」

(株)ジェービーエム
「Additive Manufacturing
~精密レーザー加工技術による金型補修と焼き入れの手法~」

シーメンス(株)
「統一環境下で実施する切削シミュレーションとその効果」

ビー・ユー・ジーDMG森精機(株)
「従来型制御とニューラルネットワークによるハイブリッドAI」

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◆ 統計更新情報
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○2018年11月分受注速報発表(12月11日15時公表)
https://www.jmtba.or.jp/machine/data

速報(2018年11月分)

金額(百万円) 前月比  前年同月比

受注総額   131,798     94.4    83.2

うち内需    57,734    100.1   106.3

うち外需    74,064     90.4    71.1

※ひとこと
11月の受注速報を見ますと、受注総額は前月比2カ月連続減少で、2
カ月連続の1,400億円割れとなりました。前年同月比も2カ月連続で
減少となりました。11月としては、過去4番目と高い水準ではあるもの
の、18年では月間最低額となりました。

うち内需は、前月比2カ月ぶり増加も、前月からほぼ横ばいで、2カ月
連続の600億円割れとなりました。11月としては、リーマンショック
以降の最高額を更新し、前年同月比も22カ月連続増加となりましたが、
展示会効果などの上乗せ要因がある中で、大きな伸びは見られませんでし
た。

外需は、前月比、前年同月比とも2カ月連続の減少で、3カ月ぶりの8
00億円割れとなりました。EMS需要が無い中でも11月として過去4
番目の高い水準ではあるものの、本年最低額となりました。

今まで、国内外とも全般的に好調だった受注環境が、一部の業種や国・
地域で変化が伺えるようになってきました。内外需の詳細については、
20日の確報時にお知らせいたしますが、状況をよく注視したいと思いま
す。

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◆ 最新情報
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【日本機械工業連合会より】ビンテージ調査 ご協力のお願い
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一般社団法人日本機械工業連合会では、経済産業省と連携して、製造業の国内
生産設備(工作機械、機械プレスや産業用ロボット等)の保有期間に関する
「生産設備保有期間実態調査(ビンテージ調査)」を実施しています。

具体的には、生産設備の経過年数、これまでの設備投資の目的、今後の設備投
資などについてご回答いただく内容となっております。

2013年に実施した「生産設備保有期間等に関するアンケート調査」では、
国内の設備年齢の高さが明らかとなり、「生産性向上設備投資促進税制」や経
済産業省の「ものづくり補助金」などの設備投資を促進する施策につながりま
した。

今回も調査結果を基に、日本機械工業連合会を中心に今後の適切な施策につな
がる要望を行っていきたいと考えており、読者の皆様におかれましても、ご多
忙のところ大変恐縮ではございますが、調査にご協力頂けますよう、お願い申
し上げます。

【調査概要】

・調査名 :2018年度 生産設備保有期間実態調査

・実施  :一般社団法人日本機械工業連合会

・回答期限:2019年2月8日(金)

・調査票ダウンロード先:https://www.jmtba.or.jp/archives/10048

【回答にあたって】

1.本調査は、国内における生産設備の機種別・設備ビンテージ別の保有台
数、現在までと直近(3年以内)の設備投資動向、加えてIoT導入状
況や公設試験研究機関、設備投資に関する国・業界団体への要望等につ
いてお伺いします。

※上記URLにある別紙1「機械機種の定義等」、別紙2「回答記入例」
を参照の上、ご回答ください。

2.本調査は、全国の工業会等団体など様々なネットワークを通じて送信し
ております。そのため、重複して届く場合もあるかと思いますが、いず
れか一つに対してご回答ください。

3.今回ご回答頂いた内容につきましては、個々の企業名、企業情報等の集
計された結果以外の内容は一切公表せず、回答内容の秘密保持にも十分
な責任を持って対処いたします。

【提出・問い合わせ先】

ご記入いただきました調査票は、2019年2月8日(金)までに、メール
又はFAXにて、下記までご提出ください。

2018年度ビンテージ調査事務局(日本工作機械工業会内)
担当:高野(たかの)、行田(こうだ)

E-mail : vintage@jmtba.or.jp
FAX    : 03-3434-3763

TEL : 03-3434-3961

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○餅つき

早いもので、今年も残すところ3週間を切りました。関東では先週までの暖
かさが無くなり急に寒くなりました。

年末と言えば、餅つきです。私の近所の組合では年末に餅つきをします。近
年は、この時期に流行する感染性胃腸炎の影響もあり、餅をつくだけで、食べ
なくなってしまいました。胃腸炎にかかると大変苦しいですし、他の人にもう
つりやすいのでので仕方ないのですが、つきたてのお餅は美味しいので、正直
もったいないです。

餅つきの由来は諸説ありますが、稲作信仰の影響だそうです。

日本では、稲は神聖なものと崇められ、稲から採れる米は神聖な食べ物とさ
れてきました。米をついて固める餅や、米から醸造される酒はとりわけ力が強
いとされ、ハレの日には餅つきが行われるようになったとのことです。

また、餅つきは一人ではできません。餅つきを通じて皆の連帯感を高めるこ
ととができるため、社会的な意義を持つ、特別な行事として定着したそうです。

とりわけ日本のお正月は鏡もちをはじめお餅が重要な役割を果たすので、年
末に餅つきをするようになったそうです。

最近はインターネットでも餅つき道具レンタル専門店もあるそうです。機会
があれば年末に餅つきをしてみては如何でしょうか?

(M)

次回、Vol.276は2018年12月20日(木)に配信予定です。

毎度最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

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【ましんつ~るまがじん】

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send@jmtba.or.jp

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