ましんつ~るまがじん~vol.3~
INDEX
・今日のコラム………… 日工会が設立されるまで(1)
・統計更新情報………… 2011年2月次受注短観発表
・最新情報……………… 1.「低炭素投資促進法」運用開始に向けた動き
2.台北国際工具機展(TIMTOS2011)明日開幕!
3.2010年 世界主要国の工作機械生産額発表!
・編集後記(村田)…… 今年も「この季節」が来てしまいました
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◇ 今日のコラム
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○日工会が設立されるまで(1)
日工会は今年の12月で創立60周年を迎えます。
そこで、というわけではありませんが、今号から3回にわたって工作機械の歴
史と合わせて日工会が設立されるまでを振り返ってみたいと思います。
(明治~大正時代)
日本において、いつ頃から工作機械が作られるようになったかは定かではあ
りませんが、明治の初めには工作機械づくりが始められていたようです。
当時は製造とはいえ、ほとんどの設備を欧米からの輸入機で賄い、一部機種
の小規模な内製にとどまっていました。
明治20~30年代になると、国内産業の発展に応じて工作機械製造を行う民間
企業が創業されるようになり、その中には日工会創立時のメンバーであった池
貝鉄工所(既退会)、新潟鉄工所(現(株)ニイガタマシンテクノ)、大隈麺
機商会現 (オークマ(株))なども見られます。ちなみに、国産機第1号は
明治22年製の旋盤(池貝鉄工所)とされています(上野の国立科学博物館に展
示)。
その後、日露戦争、第一次世界大戦を通じて、工作機械の需要が増え、国産
の工作機械市場が拡大し、大正初期には輸出もするようになります。現在、工
作機械の輸出は盛んに行われていますが、当時は大変な苦労があったようです。
次号は、「昭和初期~第2次世界大戦終了まで」についてご紹介します。
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◆ 統計更新情報
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○2011年2月次受注短観発表(2011年2月28日15時公表)
※ホームページの掲載は現在作業中ですので、もうしばらくお待ちください。
短観(2月次)
1、業況に関する判断(DI)
(a)会社全体の業況 足元 0.0 翌月 4.4
(b)工作機械事業の業況 足元 -2.9 翌月 2.9
2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
(c)受注総額の水準 足元 0.0 翌月 4.4
(d)受注内需の水準 足元 -2.9 翌月 0.0
(e)受注外需の水準 足元 4.5 翌月 6.1
3、受注内需業種別の水準(DI)
(f)一般機械向けの受注水準 翌月 1.5
(g)自動車向けの受注水準 翌月 -4.8
(h)電気・精密向けの受注水準 翌月 -6.1
4、受注外需地域別の水準(DI)
(i)アジア向けの受注水準 翌月 19.7
(j)欧州向けの受注水準 翌月 -7.4
(k)北米向けの受注水準 翌月 0.0
(ひとこと)
2月次の受注短観は足元で改善を示しました。翌月は決算月ということもあ
って、大幅に改善しています。1月の受注額は1,000億円を超えましたが、今
年度中もその大台を維持できるかどうか、注目したいと思います。
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◆ 最新情報
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1.「低炭素投資促進法」運用開始に向けた動き
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「エネルギー環境適合製品の開発及び製造を行う事業の促進に関する法律(低
炭素投資促進法)」は、エネルギー・環境分野産業の育成と、わが国を低炭素
型産業の世界拠点化を目的として、2010年5月に成立しました。
「中小企業等がリースによる低炭素型の設備導入を行いやすくするために、新
たな保険制度を創設する」というもので、工作機械はその低炭素型設備に指定
されています。
対象設備要件を簡単に説明すると、工作機械で使用する油圧ユニットが1、イ
ンバータ方式である、2、可変容量ポンプ式である、3、油圧ユニットを搭載
していない、ことが条件となります。(詳細はお問い合わせください。)
運用は、指定法人である「一般社団法人低炭素投資促進機構」が行うこととな
っています。現在リース制度の整備、リース会社との契約作業が進められてお
り早ければ3月上旬頃から制度利用を開始するようです。
本件については、すでに日工会会員へ対象設備リストのご提出をお願いしてい
ますが、対象設備リストは随時受け付けておりますので、質問・不明点等があ
りましたら、下記までお問い合わせください。
【本件についてのお問い合わせ】
調査企画部 田中・高野 (TEL)03-3434-3961
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2.台北国際工具機展(TIMTOS2011)明日開幕!
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3月1日~6日まで台湾・台北市で「TIMTOS 2011」が開催されます。
日工会会員も21社が出展予定で、日工会も台北世界貿易センター南港館4階に
ブースを設置します。
TIMTOSに来場の際は、是非日工会ブースにもお立ち寄りください。
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3.2010年 世界主要国の工作機械生産額発表!
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2月10日に、Gardner Publicationsより2010年の世界主要国の工作機械生産額
が発表されました。
それによると、日本は昨年の3位からドイツを抜いて2位に浮上しました。
なお、1位は2年連続で中国が獲得しています。また、韓国、台湾もイタリアを
抜き、ベスト5のうち、4か国を東アジア地域が占めることとなりました。
本年もわが国を含めた東アジア地域での更なる伸長を期待したいと思います。
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
はじめまして。編集担当の村田です。
メルマガを通じて、皆様に少しでも有益な情報がお届けできればと思います。
さて、今年もスギ花粉の季節がやってきました。
私は、花粉症患者であり、今の時期から4月末くらいまで、目やのどがかゆく、
鼻水やくしゃみが止まらない日々が続きます。
今春は、昨年の猛暑の影響で前年比10倍もの花粉が飛散する、とか・・・。
こんなニュースを耳にするだけで、症状が悪化する気がします。
花粉症対策には体質改善が一番とききますが、何か良い対策は無いものでしょ
うか?
次回、Vol.4は3月10日(木)15:00頃に配信予定です。
毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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