ましんつ~るまがじん~vol.66~

INDEX

・今日のコラム………… JIMTOF2012結果報告(続報その1)

・統計更新情報………… 2012年11月分短観発表

・最新情報……………… 「工作機械関連団体協議会 会員名鑑」
の無償配布について

・編集後記  ………… 今年もあと1カ月

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 今日のコラム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

○JIMTOF2012結果報告(続報その1)

前回、JIMTOF2012結果報告(速報)にて、見本市の概況ならびに
来場者数に関する情報をお伝えしました。今回より、結果報告(続報)として、
JIMTOF期間中に実施された講演・企画展示等各イベントの開催結果につ
いて、2回に分けて概略を報告します。

結果報告(続報その1)では、基調講演・特別講演・JIMTOF特別セミナー、
第15回国際工作機械技術者会議、工作機械トップセミナーについて報告します。

(1)基調講演・特別講演・JIMTOF特別セミナー
日程:11月1日(木)・2日(金)、5日(月)・6日(火)
会場:東京ビッグサイト国際会議場(7F)またはレセプションホール(1F)

今回は、ファインテック株式会社 中川 威雄 社長より、世界最大のE
MS企業グループ「フォックスコン」の現状について基調講演をいただいた
ほか、特別講演として、先進安全運転支援システム「アイサイト(ver.2)」
の開発、「東京スカイツリー」の建設、航空機産業から見た今後の製造業の
あり方等、ものづくり業界の中でも特に注目される製品開発動向が取り上げ
られ、その実情について各講演者より大変詳細に解説いただきました。
また、JIMTOF特別セミナーでは航空機産業にフォーカスし、今後の市場展
望についてご講演いただきました。
いずれも日本の製造業の今後の戦略に関わる、大変示唆に富む話題をご提
供いただき、特に、ファインテック株式会社中川社長の基調講演は過去最多
となる880名の方々が聴講されました。

(2)第15回国際工作機械技術者会議(IMEC)
<オーラルセッション>
日程:11月2日(金)・3日(土)
会場:東京ビッグサイト レセプションホール(1F)
<ポスターセッション>
日程:11月1日(木)~6日(火)
会場:東京ビッグサイト 東3展示ホール

今回で、通算第15回目となる国際工作機械技術者会議(IMEC)は、前
回と同様にオーラルセッションとポスターセッションの2部構成で実施しま
した。
オーラルセッションでは、「工作機械に革新をもたらす基盤技術」をテー
マに、工作機械の精度補償、びびり振動、新素材加工対応を取り上げ、次世
代成長産業を支える工作機械と新しい基盤技術に関する最新の研究動向につ
いて、国内外の研究者・技術者より2日間に亘りご講演いただきました。
今回は前回を上回る延べ472名の方々にご参加いただきました(前回379名)。
また、ポスターセッションでは、全国の大学・研究機関および日本工作機
械工業会会員企業47機関より、工作機械に関する幅広い先端研究開発の成果
について、ポスター形式にて59テーマを発表いただきました。
各セッションいずれも大変多くの方々が来場され、活発な技術交流が行わ
れました。

(3)工作機械トップセミナー
日程:11月4日(日)
会場:トップセミナー:東京ビッグサイト 国際会議場(7F)
懇親パーティー:東京ビッグサイト レセプションホール(1F)

全国の理工系学生を対象に実施している工作機械トップセミナーは、今回
で通算7回目の開催となりました。当日は、全国の大学から理工系学生およ
び教員約200名を招聘し、さらに関東近郊の大学・高専・工業高校と併せて、
過去最多となる計82校・608名が参加しました。
セミナーでは、工作機械メーカ経営者、ユーザー、若手技術者等、多彩な
講師陣により、ものづくりの重要性とその中核を担う工作機械の魅力・面白
さについて幅広い視点にて解説が行われ、ご好評をいただくとともに、終了
後の懇親パーティーは日本工作機械工業会会員も交えて産学の交流を深め、
大変盛況のうちに終了しました。

上記各講演・セミナーの当日のプログラム等は、下記JIMTOF公式ページを
ご参照ください。

【JIMTOF公式ホームページ】
http://www.jimtof.org/jap/

次回はソフトウェアワークショップ、企画展示を取り上げます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 統計更新情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

○2012年11月次受注短観発表(2012年11月29日15時公表)

短観(2012年11月次) ※( )内は前月比

1、業況に関する判断(DI)
(a)会社全体の業況    足元  0.0(±0.0)  翌月 -1.4
(b)工作機械事業の業況  足元  0.0(±0.0)  翌月 -1.4

2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
(c)受注総額の水準    足元  1.4(±0.0)  翌月  0.0
(d)受注内需の水準    足元 -1.4(+1.5)  翌月 -2.9
(e)受注外需の水準    足元  3.0(±0.0)  翌月  3.0

3、受注内需業種別の水準(DI)
(f)一般機械向けの受注水準  翌月 -1.4(±0.0)
(g)自動車向けの受注水準   翌月  0.0(△1.5)
(h)電気・精密向けの受注水準 翌月 -8.8(±0.0)

4、受注外需地域別の水準(DI)
(i)アジア向けの受注水準   翌月  0.0(+1.5)
(j)欧州向けの受注水準    翌月 -8.9(±0.0)
(k)北米向けの受注水準    翌月  6.7(+0.1)

(ひとこと)
11月の受注短観をみますと、足元の業況は水面上にあり、翌月はマイナ
スに転じる見込みとなっています。受注額の状況を見ると、内需が前月から
増加しましたが、外需は横ばいで、総額も横ばいとなっています。翌月は、
国内外ともに不透明感が広がっていることもあって、受注短観の結果もアジ
ア、北米は増加していますが、全体的に弱めの動きが続いています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 最新情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

---------------------------
「工作機械関連団体協議会 会員名鑑」の無償配布について
---------------------------

当会を含め工作機械に関わる12の団体で組織される「工作機械関連団体協議
会」では、JIMTOF開催に合わせ、隔年で各団体の会員企業を掲載した会
員名鑑を発行しています。

JIMTOF2012の会場で無償配布しておりましたが、若干の余部がござ
います。

ご希望の方は下記申込方法をご確認のうえ、お早めにお申し込みください。
なお、送付は申し込み順とし、在庫が無くなりしだい終了させていただきます。

【会員企業掲載団体】
・日本工作機械工業会
・日本精密機械工業会
・日本工作機器工業会
・日本歯車工業会
・日本フルードパワー工業会
・研削砥石工業会
・超硬工具協会
・日本工具工業会
・ダイヤモンド工業協会
・日本精密測定機器工業会
・日本光学測定機工業会
・日本試験機工業会

【申込み方法】
下記項目を明記のうえ、FAXまたはメールにてお申し込みください。

・記入項目
1.会社名
2.所属・部署名
3.氏名
4.住所
5.電話番号

・FAX番号
03-3434-3763
・メールアドレス
imd2k11@jmtba.or.jp(業務国際部 佐藤 宛)

【お問い合わせ】
(一社)日本工作機械工業会
業務国際部  佐藤

TEL:03-3434-3961
Mail:imd2k11@jmtba.or.jp

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○今年もあと1カ月

JIMTOF2012が閉幕し、当会の今年の大きな行事も概ね終了しまし
た。気が付けば2012年も残り1カ月となり、あっという間に一年が終わろ
うとしています。

そして今年も、北海道、東北から雪の便りが届くようになりました。今月2
7日には北海道が猛吹雪に見舞われ、鉄塔の倒壊、停電などの被害も出ており
雪の怖さを改めて感じています。

気象庁が9月に発表した今年の冬の予報は「暖冬傾向」とのことでしたが、
今月22日に発表した今後3カ月の予想は「低温傾向」に変わりました。

全国的に寒い日が続きますが、体調管理に十分気をつけ、年末の繁忙を乗り
切りたいところです。

(H)

次回、Vol.67は12月10日(月)15:00以降に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/

【ましんつ~るまがじん】

■ご意見ご感想はこちらまで
send@jmtba.or.jp

\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\