ましんつ~るまがじん~vol.153~

INDEX

 ・今日のコラム………… 2014年度受注の概要

 ・統計更新情報………… 2015年4月次受注短観発表

 ・最新情報……………… 平成26年度補正予算「地域工場・中小企業等の
              省エネルギー設備導入補助金(A類型)」の予算
              上限到達のお知らせ

・編集後記……………… もうすぐゴールデンウイークです(M)

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◇ 今日のコラム
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○2014年度受注の概要

今号では、先日発表された2014年度の受注額について、詳細をご紹介い
たします。

【受注総額】 1,578,546百万円 (前年度比 +31.0%)

2014年度の受注総額は、年度を通して堅調に推移した結果、2年連
続の増加となり、2007年度(1兆5,939億円)に次ぐ史上2番
目の高水準となりました。

月別の受注額は、全ての月で1,200億円を超え、年度後半にはその
勢いが更に強まり、12月と3月には1,400億円超を記録し、3月
は単月としての史上最高額となりました。

【内需】 526,876百万円 (前年度比 +24.8%)

内需は2年連続で増加し、受注額もリーマンショック以降初の5千億円
超えとなりました。年度後半にかけて、生産性向上設備投資促進税制や
ものづくり補助金といった政策効果が後押しし、単月の受注額は、6月
以降、概ね400億円を超える水準が続き、3月には80カ月ぶりとな
る500億円超となりました。

業種別の状況をみても、全11業種中、「鉄鋼・非鉄金属」と「官公需・
学校」を除く、9業種で前年度を上回り、主要4業種もすべてリーマン
ショック以降の最高額となりました。伸び率では、自動車の「うち自動
車部品」で特に高くなっています。

内需比率は、外需の伸びが大きかったこともあり、前年度から1.6ポ
イント低下し33.4%となりました。

金額(百万円)  前年度比増減
一般機械         210,222     +23.6
うち金型        27,440     + 4.3
自動車          178,598     +32.6
うち自動車部品     128,253     +41.7
電気・精密        46,792     +36.0
航空・造船・輸送用機械  23,945     + 2.9

【外需】 1,051,670百万円 (前年度比 +34.3%)

外需は、主要3極が堅調に推移したほか、アジアでの電気機械向けの特
需が年間を通して見られ、2年連続の増加となり、受注額は初の1兆円
超えとなりました。

地域別にみますと、アジアでは、中国での電気機械向け特需が秋頃に弱
まった一方、その後ベトナムで特需が見られました。アジア計では、3
年ぶりの5,000億円超で史上最高額を更新しました。
欧州は、年度を通じて150億円前後での推移となり、北米は2014
年末にかけて増加し、2月に200億円を下回ったものの、概ね200
億円を超える高水準の受注が安定的に見られました。この結果、欧州は
リーマンショック以降の最高額を2年連続で更新し、北米は2年連続の
史上最高額更新となりました。

金額(百万円)  前年度比増減
アジア        560,049      +61.7
うち東アジア    381,380      +52.7
うちその他アジア  178,669      +85.2
欧州         191,796      +21.4
北米         282,239      + 7.5

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◆ 統計更新情報
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○2015年4月次受注短観発表(2015年4月27日15時公表)

《工作機械統計ページ》
https://www.jmtba.or.jp/machine/data

短観(2015年4月次) ※( )内は前月比

1、業況に関する判断(DI)
(a)会社全体の業況    足元 21.1 (△5.7)   翌月 22.5
(b)工作機械事業の業況  足元 19.7 (△5.7)   翌月 21.1

2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
(c)受注総額の水準    足元 1.4 (△8.5)  翌月  8.5
(d)受注内需の水準    足元 △11.3 (△16.9)  翌月  8.5
(e)受注外需の水準    足元 1.4 (△2.9)  翌月 4.3

3、受注内需業種別の水準(DI)
(f)一般機械向けの受注水準  翌月  5.6 (+2.8)
(g)自動車向けの受注水準   翌月  3.0 (+4.5)
(h)電気・精密向けの受注水準 翌月  -7.1 (+1.5)

4、受注外需地域別の水準(DI)
(i)アジア向けの受注水準   翌月  8.7 (+15.9)
(j)欧州向けの受注水準    翌月  0.0 (+3.4)
(k)北米向けの受注水準    翌月  1.6 (±0.0)

(ひとこと)
4月の受注短観を見ますと、足元のDIは期末の3月の翌月ということも
あり業況判断、受注先行き予測とも低下しました。特に3月に高水準の受注
だった内需では、4月には未だ補助金関連受注が発生しないことも影響し、
二桁の「減少」超となっています。一方、受注総額、外需は前月から低下し
たものの、「増加」超となっており、3月の反動減はそこまで大きくならな
い可能性も示唆される結果となりました。
また、翌月(5月)の見通しでは、北米を除くすべての地域で上昇し、工
作機械市場の堅調さがうかがえる結果となりました。

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◆ 最新情報
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平成26年度補正予算「地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金
(A類型)」の予算上限到達のお知らせ
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平成26年度補正予算の施策の一つとして実施されておりました、「地域工場・
中小企業等の省エネルギー設備導入補助金」のA類型につきまして、当会で申
請に必要となる性能証明書の発行を行ってまいりましたが、22日受付分で予
算を超過したため、当会では24日(金)に性能証明書の発行業務を終了いた
しました。

以後、製造メーカ向けのSIIポータル上でも性能証明書の発行ができなくな
ります。

今後の対応等につきましては、SIIのホームページに記載されておりますの
で、併せてご確認ください。

また、「環境・エネルギー対策資金(省エネルギー促進融資)」の性能証明書
発行は、継続されます。こちらにつきましては、下記ホームページより概要、
証明書発行手続きをご確認ください。

【(一社)環境共創イニシアチブ ホームページ】
https://sii.or.jp/category_a_26r/

【日工会】環境・エネルギー対策資金(省エネルギー促進融資)ページ
https://www.jmtba.or.jp/machine/incentives/syoueneyuushi

【資源エネルギー庁】
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/information/150306a/

【日本政策金融公庫】
http://www.jfc.go.jp/n/finance/search/15_kankyoutaisaku_t.html#c10

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○もうすぐゴールデンウイークです

もうすぐ楽しい?ゴールデンウイークがやってきます。

息抜きで日常を忘れるためにも、旅行に出かける方も多いのではないでしょ
うか?

JTBの調査によれば、今年は過去最高の2,386万人(うち国内2,3
36万人、国外50万人)がゴールデンウイーク期間中に旅行するそうです。
特に旅行者が集中するのは5月2日~6日で、混雑が予想されるそうです。

私は例年、実家の田植えの手伝いで、ゴールデンウィーク期間中の旅行とは
無縁ですが、皆さんの予定はいかがでしょうか?

(M)

次回、Vol.154は2015年5月14日(木)に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

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【ましんつ~るまがじん】

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send@jmtba.or.jp

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