ましんつ~るまがじん~vol.11~
INDEX
・今日のコラム………… 技術委員会とは?(第1回)
・統計更新情報………… 2011年4月分受注確報発表
・最新情報……………… 2010年度「中国における知的財産権侵害実態
調査」結果(経済産業省)
・編集後記(村田)…… 我が家のゴールデンウィーク恒例行事
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◇ 今日のコラム
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○技術委員会とは?(第1回)
今回から、常設委員会の一つ、技術委員会についてその活動概要を3回に分け
てご紹介します。
技術委員会は工作機械関連の技術の振興に関する調査研究並びに諸対策を実施
する組織として1961年に発足した、大変長い歴史を持つ委員会です。
発足当時は、「国産工作機械の性能基準作成」、「国産化試作の続行並びに国
産工作機械の啓蒙運動」、「輸入免税機械の仕様性能の調査並びに検討」、
「工作機械の検査規格・部品規格の作成」、「JIS(日本工業規格)の英訳」、
「関連工業部門との共同研究」等の活動が実施されていました。
Vol.5のコラムにて工作機械業界は終戦後低迷期を迎えたことをお伝えし
ましたが、昭和30年代はこの低迷期を脱するために国を挙げての輸出振興策
が採られ、当時の技術委員会では日本の工作機械産業の復活に向けて、国産並
びに海外製工作機械の性能評価を中心に研究が進められていたことが窺えます。
その後、これら技術委員会の調査研究成果で国産機の基本性能が向上したこと
に加え、いち早く汎用機のNC化を普及させた日本は、1982年に工作機械
生産額が世界第1位となり、28年間首位を維持してきました。
その間、日本製の工作機械は世界トップクラスの性能を誇り、高い評価を得て
います。
しかし近年では、自動車産業をはじめとするユーザ産業のグローバル化や、ア
ジア近隣諸国の供給力・技術力向上などにより、競争環境は厳しさを増してい
ます。
技術委員会では、このような業界を取り巻く環境の変化に対応すべく、工作機
械・生産加工技術の高度化に向けて様々な取り組みを実施しています。
次回、「技術委員会とは?(第2回)」で現在の活動をご紹介していきます。
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◆ 統計更新情報
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○2011年4月分受注確報発表(2011年5月17日15時公表)
【確報(4月分)概要】
金額(百万円) 前月比 前年同月比
受注総額 106,943 94.2 132.3
うち内需 33,332 104.0 150.1
一般機械 14,783 100.3 153.0
自動車 8,070 80.3 135.9
電気・精密 5,298 216.1 167.9
うち外需 73,611 90.4 125.6
アジア 39,468 88.6 106.1
欧州 14,223 103.3 150.9
北米 18,176 84.2 163.9
※ひとこと
4月の受注確報は、内需が「電気・精密」と「金属製品」が増加を示し2
カ月ぶりに前月比増となりました。一方、外需は期末の反動からかアジア、
北米で前月比が減少しています。その結果、外需比率の高い受注総額を押
し下げる要因ともなっているようです。
注)日工会会員の方は会員ページより詳細データをご覧いただけます。
https://www.jmtba.or.jp/cgi-bin/gate.cgi
※会員専用ページは日工会会員のみ閲覧可能なページです。
注)日工会会員以外の方は、詳細情報を1週間後の5月24日にホームページに
更新いたしますので、そちらをご確認いただくか、発表日当日15時より
詳細データを日工会事務局事務所にて販売しております。
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◆ 最新情報
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2010年度「中国における知的財産権侵害実態調査」結果(経済産業省)
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5月10日(火)付けで、経済産業省より2010年度「中国における知的財
産権侵害実態調査」結果が公表されました。
この調査は、日本企業の知的財産権侵害による中国での被害状況、及びその救
済手段の利用状況等を把握することを目的に実施されており、今回で5回目と
なります。
今回の調査では、2009年度を対象期間とし、製造業を中心に日本企業に対
して書面による調査が行われました。調査結果では、有効回答のあった企業の
うち、5割超の日本企業(87社/158社(55.1%))が中国において
知的財産権侵害を受けたと回答しており、依然として日本企業の被害は深刻な
状況にあるようです。
本調査結果は、下記URLにて公開されていますので、ご参照ください。
http://www.meti.go.jp/press/2011/05/20110510003/20110510003.html
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○我が家のゴールデンウィーク恒例行事
私の実家は農業を営んでおり、米や野菜を作っています。
そのため、例年ゴールデンウイークは、旅行どころではなく、田植えに駆り出
されます。
せっかくの連休が田植えでつぶれてしまうのは残念ですが、一面に広がる田ん
ぼの景色は非常に開放的であり、リフレッシュできます。また、田んぼを歩き
回るため、日ごろの運動不足が一時的に解消されます。
今年は我が家も新型の田植え機を導入し、作業が格段に速くなりました。
(植えるスピードが速くなった分、周りで作業する人は大変ですが・・・)
昨年は、埼玉県産のお米の一部が猛暑の影響で、品質が最低ランクの「規格外」
になってしまいました。
がんばって植えたものなので、今年はおいしいお米が収穫できればと思います。
次回、Vol.12は5月30日(月)15:00頃に配信予定です。
毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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【ましんつ~るまがじん】
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