ましんつ~るまがじん~vol.118~

INDEX

 ・今日のコラム………… 2013年度(4月~3月)受注の概要

 ・統計更新情報………… 2014年4月分受注速報発表

 ・編集後記……………… 税制の証明書に関する各種申請はお早めに(T)

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◇ 今日のコラム
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○2013年度(4月~3月)受注の概要

【受注総額】 1,204,852百万円 (前年度比 +5.7%)

2013年度の受注総額は、年度後半の回復基調により、2年ぶりの増
加となり、4年連続で1兆円を超えました。

月別の受注額は、昨年9月に1千億円を超え、その後7カ月連続で1千
億円超となっていますが、14年3月は、33カ月ぶりに1,200億
円を超えるなど、14年度に期待の持てる結果となっています。

【内需】 422,029百万円 (前年度比 +16.3%)

内需は2年ぶりに前年度比増加し、受注額も2年ぶりの4千億円超えと
なりました。単月の受注額も、年度初めは300億円を下回るスタート
でしたが、国内市場の回復に加え、ものづくり補助金等の政策効果、一
部で消費増税前の受注の前倒しなども見られ、年央には400億円を超
える月がみられるなど、堅調に推移しました。14年1月以降は、前述
の政策効果や消費増税前の動きが落ち着いたことから、受注額も350
億円前後で推移しました。

業種別の状況をみても、電気機械や精密機械を除き、全11業種中9業
種で前年を上回りました。特に自動車や航空・造船・輸送用機械では、
リーマンショック以降の最高額を記録しています。

内需比率も前年度から3.2ポイント上昇し35.0%となっています。

金額(百万円)  前年度比増減
一般機械         170,090     +16.6
うち金型        26,298     +21.1
自動車          134,716     +20.9
うち自動車部品     90,533     +30.1
電気・精密        34,402     △2.4
航空・造船・輸送用機械  23,267     +30.7

【外需】 782,823百万円 (前年度比 +0.8%)

外需は、年度後半にアジアで再び電気機械向けの受注が見られたことも
あって、2年ぶりの増加となりました。

地域別にみますと、アジアでは、年度後半に中国の電気・精密の特需が
再び見られたものの、前半の特需剥落が影響したため、前年度比は減少
しました。一方、欧州は年度を通して堅調な回復基調を示し、前年度比
3割を超える増加となったほか、北米も前年度からの好調を維持し、さ
らなる増加基調を示しました。この結果、欧州、北米ともリーマンショッ
ク以降の最高額を記録しています。

金額(百万円)  前年度比増減
アジア        346,302      △14.6
うち東アジア    249,804      △17.1
うちその他アジア  96,498      △7.5
欧州         157,925      +35.5
北米         262,635      +8.3

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◆ 統計更新情報
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○2014年4月分受注速報発表(5月14日15時公表)

https://www.jmtba.or.jp/machine/data

速報(2014年4月分)

金額(百万円)前月比 前年同月比

受注総額    121,975   95.1   148.8

うち内需    34,877   92.1   128.0

うち外需    87,098   96.3   159.2

※ひとこと
2014年4月の受注速報は、先月に続き外需が牽引し、受注総額は2
カ月連続で1,200億円を超え、8カ月連続の1千億円超となりました。

内需は、3月の期末効果の反動もあって前月から減少しましたが、前年
同月比は10カ月連続増加で、受注額も350億円を若干下回るレベルで
これまでの状況から大きな変化は見られていないものと思われます。

一方、外需は史上最高額を記録した前月に次ぐ、史上2番目の受注額と
なりました。前月は中国の電気機械向けで大きな受注がありましたが、金
額規模からみて、今月も相応の受注があったものと思われます。

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○税制の証明書に関する各種申請はお早めに

当会では、3月下旬より生産性向上設備投資促進税制に係る証明書の発行を
開始しましたが、かなりの反響を頂いています。

従来の証明書を発行した税制に比べ、対象となる機種が多いことや、優遇内
容も充実していることもあって、該当製品の確認申請だけで2000機種をゆ
うに超え、現在も増え続けているほか、証明書の発行件数もゴールデンウィー
ク明けまでの1カ月超で600件を既に超えました。

新たに証明書の発行を受けたいというメーカからの問い合わせも依然として
多く頂戴しており、景気回復の流れと相まって、本税制が国内の設備投資を大
いに後押ししていることを身をもって感じています。

製品の確認や、証明書発行は、申し込みが殺到すると、手続きにお時間を頂
くことが十分に考えられます。充分時間には余裕をもって申請頂きますよう、
お願いいたします。

(T)

次回、Vol.119は2014年5月20日(火)に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

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【ましんつ~るまがじん】

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