ましんつ~るまがじん~vol.138~
INDEX
・今日のコラム………… JIMTOF・Tokyo2014結果報告
(続報その1)
・統計更新情報………… 2014年11月次受注短観発表
・最新情報……………… CIRPシンポジウム開催のお知らせ
・編集後記……………… 体験して初めてわかる(T)
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◇ 今日のコラム
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○JIMTOF・Tokyo2014結果報告(続報その1)
前回、JIMTOF・Tokyo2014結果報告(速報)で、見本市の概
況ならびに来場者数に関する情報をお伝えしました。今回より、JIMTOF
結果報告(続報)として、数回に亘って、JIMTOF期間中に実施された各
イベントの概略等について報告します。
今号は、第16回国際工作機械技術者会議、工作機械トップセミナーについ
て報告します。
(1)第16回国際工作機械技術者会議(IMEC)
<オーラルセッション>
日程:10月31日(金)・11月1日(土)
会場:東京ビッグサイト レセプションホール(1F)
<ポスターセッション>
日程:10月30日(木)~11月4日(火)
会場:東京ビッグサイト 東3展示ホール
今回で、通算第16回目となる国際工作機械技術者会議(IMEC)は、
前回と同様にオーラルセッションとポスターセッションの2部構成で実施し
ました。
オーラルセッションでは、「明日を拓くものづくりイノベーション~先進
的工作機械技術~」をテーマに、日欧米におけるものづくり戦略、Additive
Manufacturing 、工作機械の新構造材料、工作機械の最新知能化技術を取り
上げ、それぞれの最新技術・研究開発動向について、国内外の研究者・技術
者より、2日間に亘りご講演いただきました。本セッションには延べ433
名と多数のご参加をいただきました。
また、ポスターセッションでは、全国の大学・研究機関55機関より、工
作機械に関する幅広い先端研究開発の成果について、ポスター形式にて67
テーマを発表いただきました。
今回発表された研究テーマの中から、最優秀賞1件、優秀賞5件、特別賞
1件をそれぞれ選定し、表彰式をJIMTOF2014開催記念レセプショ
ン(10月30日)会場において執り行い、花木会長より受賞各テーマの研
究代表者に表彰状が授与されました(受賞テーマは下記のIMECウェブサ
イトより「第16回国際工作機械技術者会議 結果報告」を参照)。
なお、今回はじめて、東3ホール前ガレリアにおいて、ポスターセッショ
ン発表内容に関するショートプレゼンテーションを実施し、来場者へのPR
を行いました。
各セッションいずれも大変多くの方々が来場され、活発な技術交流が行わ
れました。
(2)工作機械トップセミナー
日程:11月2日(日)
会場:トップセミナー:東京ビッグサイト 国際会議場(7F)
懇親パーティー:東京ビッグサイト レセプションホール(1F)
全国の理工系学生を対象に実施している工作機械トップセミナーは、今回
で通算9回目の開催となりました。当日は、全国の大学から理工系学生およ
び教員231名を招聘し、さらに関東近郊の大学・高専・工業高校と併せて、
過去最多となる計89校・621名が参加しました。
セミナーでは、工作機械メーカ経営者、ユーザー、若手技術者等、多彩な
講師陣により、ものづくりの重要性とその中核を担う工作機械の魅力・面白
さについて幅広い視点にて解説が行われ、ご好評をいただくとともに、終了
後の懇親パーティーは日本工作機械工業会会員も交えて産学の交流を深め、
大変盛況のうちに終了しました。
上記各講演・セミナーの当日のプログラム等は、当工業会ホームページの
下記URLより、それぞれご参照ください。
【第16回国際工作機械技術者会議(IMEC)】
https://www.jmtba.or.jp/archives/5303
【工作機会トップセミナー】
https://www.jmtba.or.jp/archives/5545
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◆ 統計更新情報
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○2014年11月次受注短観発表(2014年11月27日15時公表)
《工作機械統計ページ》
https://www.jmtba.or.jp/machine/data
短観(2014年11月次) ※( )内は前月比
1、業況に関する判断(DI)
(a)会社全体の業況 足元 31.0 (+2.4) 翌月 31.0
(b)工作機械事業の業況 足元 26.8 (+6.8) 翌月 26.8
2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
(c)受注総額の水準 足元 18.3 (+11.2) 翌月 2.8
(d)受注内需の水準 足元 15.5 (+19.8) 翌月 -2.8
(e)受注外需の水準 足元 10.1 (+13.0) 翌月 2.9
3、受注内需業種別の水準(DI)
(f)一般機械向けの受注水準 翌月 5.6 (△3.0)
(g)自動車向けの受注水準 翌月 1.5 (△12.1)
(h)電気・精密向けの受注水準 翌月 -2.9 (△1.5)
4、受注外需地域別の水準(DI)
(i)アジア向けの受注水準 翌月 8.7 (+5.8)
(j)欧州向けの受注水準 翌月 -5.1 (△6.8)
(k)北米向けの受注水準 翌月 1.6 (△1.6)
(ひとこと)
11月の受注短観を見ますと、業況については、会社全体、工作機械事業
とも順調に改善しており、翌月も同水準で推移する見込みで、工作機械受注
の回復を背景に堅調に推移しています。
受注の先行きについては、11月の足元は、JIMTOF効果もあって、
内需が大幅に上昇したほか、外需でも二桁の上昇を示し、翌月の受注も大い
に期待が持てる結果となりました。一方、翌月は国内外とも低下し、内需業
種別、外需地域別でも概ね低下しており、11月の反動もあるかと思います
が、動向を注視したいところです。
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◆ 最新情報
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CIRPシンポジウム開催のお知らせ
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来る2014年12月11日(木)東京大学 伊藤国際学術研究センターに
おいて、CIRPシンポジウム「国家レベルの産業競争力強化の取組み-欧米
における生産技術研究開発プロジェクトの動向」が開催されます。
このシンポジウムでは、欧米および我が国の国家レベルの生産技術研究開発
プロジェクトの狙い、体制、現状等について関連有識者の方々による講演が予
定されています。
本シンポジウムの詳細については、CIRP国内委員会Webサイトに公開
されています。ご興味がおありの方は、是非ご参加くださいますようお願い申
し上げます。
・CIRP国内委員会Webサイト
http://cirp.jspe.or.jp/
・開催日:2014年12月11日(木)13:00~18:00
・会 場:東京大学伊藤国際学術研究センター
http://www.u-tokyo.ac.jp/ext01/iirc/access.html
<本シンポジウムに関する問い合わせ先>
CIRP国内委員会
FAX: 03-5212-6221
E-mail: info@cirp.jspe.or.jp
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○体験してはじめてわかる
昨今、アメリカのエアバックの事故に伴うリコール問題が大きく取り上げら
れています。
死亡事故につながる重大な問題であり、大変深刻な事ではありますが、これ
まで、自分の車でリコールを体験したことが無かったので、心のどこかで他人
事のように考えていた部分がありました。
しかし、この度、別のリコールで我が愛車が対象となっているとの連絡があ
りました。早急に対応してもらおうと考えていますが、いろいろなことをどれ
だけ自分の身になって考えていたか、思い直す良い機会にもなりました。
「体験してはじめてわかる」
言葉で言われれば、当たり前のことですが、自分に降りかかる可能性がある
としたら、どう思うだろうか。日常の何気ないことから大きなニュースまで、
もう少し、こうした視点で考えることを増やしていこうと思った今日この頃で
す。
(T)
次回、Vol.139は2014年12月9日(火)に配信予定です。
毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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【ましんつ~るまがじん】
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