ましんつ~るまがじん~vol.181~
INDEX
・今日のコラム………… 工作機械基礎講座の開催
・統計更新情報………… 2016年1月分受注速報発表
・最新情報……………… 1.「ものづくり・商業・サービス新展開支援補
助金」公募開始について
2.講演会「素材革命で拡がる3Dプリンター技
術の最前線」開催のお知らせ
(一般財団法人先端加工機械技術振興協会)
・編集後記……………… 工作機械の輸出管理講習会(H)
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◇ 今日のコラム
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○工作機械基礎講座の開催
当会では毎年、工作機械メーカ入社後1~3年程度の新人技術者を対象に、
主に工作機械の基本理論と設計概念について教育する「工作機械基礎講座」を
夏期と冬期の2回開催しております。
去る1月26日(火)~28日(木)にかけて、通算10回目となる講座を
開催し、会員企業20社37名の意欲溢れる若手エンジニアが参加し、熱気あ
る講座となりました。
本講座のプログラムは「学校で学んだ機械工学の基礎知識を如何に工作機械
設計に活かしていくか」という点に主眼を置いて構成しており、理論と実務を
結びつける上で必要不可欠な内容となっています。講師には、それぞれの分野
に造詣の深い大学研究者や工作機械・関連メーカのエンジニアを迎え、分かり
やすく充実した講義を熱心に聞きいる受講者の姿が見受けられました。
近年は、入社前に工作機械を専門的に学ぶ機会が無い新人エンジニアが増え
てきているとの声が聞かれる他、工作機械技術が高度化する中で、教育すべき
内容が多様化し技術者教育にかかる負担も増してきています。本基礎講座は、
工作機械業界における効率的な基礎教育の場として、大変重要な機会となって
います。今後も、業界全体の活性化に貢献するため、優秀な人材の育成を推進
していきます。
1.開催日時及び会場:
日時:2016年1月26日(火)~28日(木)
会場:東京・機械振興会館 地下3階 研修-1号室(1/26、1/27)
6階 6-67号室(1/28)
2.受講対象者:日工会会員メーカに入社後1~3年程度の新人技術者
3.受講者数:37名
4.プログラム:
●第1日目(1月26日(火))
講義1「加工技術の全体像とその中での工作機械の位置」
講師:東京工業大学 伊東 誼 名誉教授
講義2「工作機械総論」
講師:東京工業大学 伊東 誼 名誉教授
講義3「機械加工概論(切削加工)」
講師:東京電機大学 松村 隆 教授
●第2日目(1月27日(水))
講義4「加工性能への影響因子(静・動特性と切削びびり振動)」
講師:首都大学東京・中央大学 渡部 和 非常勤講師
講義5「機械加工概論(研削加工)」
講師:日本工業大学 横田 悦二郎 客員教授
講義6「加工性能への影響因子(研削びびり振動)」
講師:日本大学 李 和樹 教授
講義7「工作機械の制御学リテラシー」
講師:神戸大学 佐藤 隆太 准教授
●第3日目(1月28日(木))
講義8「加工性能への影響因子(熱変位)」
講師:筑波大学 堀 三計 准教授
講義9「工作機械の主要構成要素の基本構造と仕組み」
講師:MAMTEC 清水 伸二 代表(上智大学 名誉教授)
講義10「工作物クランプ技術について」
講師:(株)ナベヤ 酒井 正一 常務取締役
講義11「MCの工具保持用ツーリングシステム」
講師:MAMTEC 清水 伸二 代表(上智大学 名誉教授)
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◆ 統計更新情報
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○2016年1月分受注速報発表(2月9日15時公表)
https://www.jmtba.or.jp/machine/data
速報(2016年1月分)
金額(百万円)前月比 前年同月比
受注総額 100,259 93.5 82.8
うち内需 39,584 93.0 102.9
うち外需 60,675 93.9 73.4
※ひとこと
1月の受注速報は、2カ月連続で1,100億円を下回り、前月比は2カ
月連続、前年同月比は6カ月連続でそれぞれ減少となりました。1月は、
内外需ともに受注が伸びにくい時期でありますが、29カ月連続で1,0
00億円を超えました。
うち内需は、政策効果の谷間の時期であること、年末年始の営業日減によ
る影響などから、12カ月ぶりの400億円割れとなりましたが、前年同
月比は5カ月ぶり増加となり、国内需要の減退を示すものではないと思わ
れます。
うち外需は、年末の反動により前月比で減少しましたが、3カ月連続で6
00億円を超えました。アジアの電気機械向け特需の剥落により前年同月
比は8カ月連続の減少となっていますが、世界全体の需要は底堅く推移し
ています。
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◆ 最新情報
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1.「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」公募開始について
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2月5日(金)より、「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金(も
のづくり補助金)」の公募が開始されました。
【全国中小企業団体中央会ホームページ】
http://www.chuokai.or.jp/josei/27mh/koubo1-20160205.html
本制度は、一昨年より継続して実施されているもので、従来からの補助上限
1,000万円の枠に加え、今年度より「高度生産性向上型」として補助上限
3,000万円(補助率2/3以内)の枠が新設されました。
この「高度生産性向上型」では、「IoT等を用いた設備投資」を行い、
「投資利益率」5%を達成することが条件付けられており、「IoT等を用い
た設備投資」とは「IoTを用いた設備投資」か「最新モデルを用いた設備投
資」のいずれかを満たすもの、とされています。(詳細は公募要領P5ページ)
このうち、「最新モデルを用いた設備投資」に関しては、生産性向上設備投
資促進税制の最新モデル要件と同様です。
ただし、「最新モデルであることが証明できる書類を提出してください」と
記載されておりますが、ものづくり補助金用の証明書を日工会が発行する、と
いったことはありませんので、ご注意ください。
具体的にどのような書類を提出する必要があるのか詳細は判明しておりませ
んが、各都道府県で順次実施される説明会等で説明がなされるものと思われま
す。
【本件に関するお問い合わせ先】
○中小企業庁 経営支援部技術・経営革新課 TEL:03-3501-1816
○各都道府県の中小企業団体中央会
http://www.chuokai.or.jp/link/link-01.htm
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2.講演会「素材革命で拡がる3Dプリンター技術の最前線」開催のお知らせ
(一般財団法人先端加工機械技術振興協会)
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一般財団法人 先端加工機械技術振興協会主催により、先端加工技術講演会
「素材革命で拡がる3Dプリンター技術の最前線」が日本工業大学神田キャン
パス 多目的ホールにおいて開催されます。読者の皆様にもご参考いただける
内容ですので、奮ってご参加下さい。もし参加ご希望の向きがございましたら、
先端加工機械技術振興協会までお申込みください。
<開催概要>
1.開催日:2016年2月26日(金)
2.会 場:日本工業大学 神田キャンパス 多目的ホール
3.参加料:一般 7,000円、後援・協賛団体関係者 5,000円、
協会賛助会員 3,000円、学生 2,000円
なお、日本工作機械工業会会員企業の皆様には、協賛団体関係者料金が
適用され、一般よりお安い料金でご参加いただくことができます。
4.協 賛:精密工学会、日本機械学会、日本塑性加工学会、日本溶射学会、
日本鋳造協会、型技術協会、日本工作機械工業会、
製造科学技術センター
5.プログラム詳細・お申込み:下記URLをご参照ください。
http://www.amtda.or.jp/pdfshiryou/kouenkai2015.pdf
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○工作機械の輸出管理講習会
当会では、昨年12月から今月まで東京、名古屋、大阪、金沢、岡山で工作
機械の輸出管理講習会を開催しております。
工作機械の輸出に際して経済産業省からの輸出許可の取得要否を判定するた
めの基準が大幅に変わることが想定されることもあって、今年度の講習会は、
お申込みが殺到する状況となり、既にお申込みは締め切らせて頂いております。
ご参加頂けなかった企業におかれましても、当会までお問い合わせ頂け
れば可能な限りフォローさせて頂きます。よろしくお願い申し上げます。
(H)
次回、Vol.182は2016年2月17日(水)に配信予定です。
毎度最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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