ましんつ~るまがじん~vol.195~
INDEX
・今日のコラム………… 第30回日韓工作機械工業会協議会 結果報告
・統計更新情報………… 2016年6月次受注短観発表
・最新情報 ………… 平成28年度「エコリース促進事業」の申請申込
受付開始のお知らせ
・編集後記……………… 英国の国民投票(M)
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◇ 今日のコラム
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○第30回日韓工作機械工業会協議会 結果報告
去る6月9日(木)及び10日(金)、韓国済州島のSHILLA Jeju
ホテルにて、第30回日韓工作機械工業会協議会が開催されました。
この協議会は、日韓両国の工作機械工業会の友好を目的に、1986年から
日韓交互の主催で年1回開催されており、今回が30回目となりました。
今回、日本からは12名、韓国からは17名の代表が出席し、有意義な情報
交換が行われました。
協議会では、工作機械市況について、韓国側から、以下のようなコメントが
ありました。
1.2015年の韓国の工作機械受注は、3.2兆ウォン(対前年比13.8
%減)。輸出額は23.4億ドル(対前年比4.7%増)、輸入額は14
億ドル(同5.9%減)。
2.2016年1~4月の受注額は8,434.5億ウォン(対前年同期比3
8.3%減)、輸出額は6.3億ドル(対前年同期比18.7%減)、輸
入額は4.1億ドル(同12.7%減)。中国やその他のアジアは横ばい
の水準。中南米は好調だが、主力の欧米が減少。
3.2016年の生産見通しは、前年比4%減の5.1兆ウォン。国内造船業
の構造調整や国内市場の縮小に加え、中国や米国の製造業の低迷の長期化
により、生産が減少するものと予測。
なお、今回の協議会では、日韓の工業会でそれぞれ最多出席された浜井産業
の武藤公志 会長、南鮮機工の孫鍾鉉 会長にそれぞれ記念品が贈られました。
次回は、2017年6月頃に日本で開催する予定です。
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◆ 統計更新情報
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○2016年6月次受注短観発表(2016年6月30日15時公表)
《工作機械統計ページ》
https://www.jmtba.or.jp/machine/data
1、業況に関する判断(DI)
(a)会社全体の業況 足元 7.0(+4.2) 翌月 8.5
(b)工作機械事業の業況 足元 0.0(+2.8) 翌月 5.6
2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
(c)受注総額の水準 足元 △4.2(+9.9) 翌月 △1.4
(d)受注内需の水準 足元 △4.2(+12.7) 翌月 0.0
(e)受注外需の水準 足元 △11.6(+2.9) 翌月 △14.5
3、受注内需業種別の水準(DI)
(f)一般機械向けの受注水準 翌月 △2.8(+2.8)
(g)自動車向けの受注水準 翌月 △1.5(+1.5)
(h)電気・精密向けの受注水準 翌月 △12.9(△2.9)
4、受注外需地域別の水準(DI)
(i)アジア向けの受注水準 翌月 △14.5(△10.2)
(j)欧州向けの受注水準 翌月 △6.7(△6.7)
(k)北米向けの受注水準 翌月 △1.6(+4.7)
(ひとこと)
6月の受注短観を見ますと、業況判断は会社全体、工作機械事業とも3カ
月ぶりに上昇しました。国内で補助金の採択結果が公表されたことで、案件
が動き出すことに対する期待感などが影響したものと思われます。
工作機械受注の先行きに関しては、足元の水準は前月から全て上昇したも
のの、依然「減少」超となっており、内需の受注増加は7月以降に本格化す
るものと思われます。外需に関しては、英国のEU離脱問題等により、慎重
さが増しており、アジアの低迷と併せて外需全体の水準を押し下げる形とな
りました。
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◆ 最新情報
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平成28年度「エコリース促進事業」申請申込受付開始のお知らせ
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毎年実施されております「エコリース促進事業」ですが、平成28年度予算
でも実施されることとなり、2016年6月29日(水)より、申請申込の受
付が開始されております。
本補助金は、昨年度も申込期限を待たずに終了しており、今年度も早期に終
了する可能性がありますので、申請を考えられている方はお早目にご申請下さ
い。
【事業概要】
・予算規模:18億円(昨年度と同額)
・補助金申込書類の受付期間 :H28/6/29~H29/2/27
・補助金交付申請書類の受付期間:H28/6/29~H29/3/6
・補助金実績報告書類の受付期間:H28/6/29~H28/3/17
・補助対象機器の借受証が、平成29年3月13日までに原則発行される見込
みであること。
・利用要件に係る昨年度との変更箇所
1.補助率(高効率切削加工機、高効率研削盤、高効率特殊加工機に関する
もののみ記載)
H27年度:5%
H28年度:3%(ただし、21世紀金融行動原則への署名リース会社
は補助率1%上乗せ)
2.ファイナンスリースの取扱い
H27年度:補助対象となるリース契約は、所有権移転外リース取引で
あること
H28年度:補助対象となるリース契約は、ファイナンスリース取引で
あること
3.リース先の資本金の上限
H27年度:「リース先」の資本金の上限は10億円未満
H28年度:「リース先」の資本金の上限は3億円以下
4.事業者向け補助対象リース総額の下限
H27年度:補助対象となる低炭素機器に係るリース料の総額が、リー
ス先が個人事業主、中小企業又は中堅企業の場合は、30
0万円以上2億円以下。
H28年度:個人・個人事業主、中小企業いずれの場合も、補助対象と
なる低炭素機器に係るリース料の総額が、65万円以上2
億円以下。
【ESCO推進協議会「エコリース促進事業補助金制度のご案内」】
http://www.jaesco.or.jp/ecolease-promotion/
【環境省 21世紀金融行動原則 署名金融機関等一覧ページ】
https://www.env.go.jp/policy/keiei_portal/kinyu/shomeikikan.html
※業務WGに「リース」と記載のある金融機関です。
※随時更新され、署名金融機関は増えていきますので、随時ご確認ください。
【本制度の工作機械関連に関するお問い合わせ先】
(一社)日本工作機械工業会 調査企画部 高野
TEL:03-3434-3961
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○英国の国民投票
ご存知の通り、6月23日の英国の国民投票の結果、英国はEUからの離脱
を選択しました。日本でも早速株価の大幅な下落や急激な円高等、影響が出て
います。
また、中心となるEUや英国での今後について様々報道されていますが、英
国国内では、ロンドン市やスコットランドで英国から独立してEUに残留しよ
うとの動きが出ているとか、再投票の実施を求める多くの署名が集まっている
とか、一部国民が投票結果を後悔しているとの報道もされています。
一方、多数派であった離脱派の主張は、投票結果後、日本ではあまり報道さ
れていないように思います。
今回の英国の選択が正しかったのか、正しくなかったのかは10年、100
年とか長い目で見ないと分からないのだと思いますが、今後について注目して
いきたいと思います。
(M)
次回、Vol.196は2016年7月11日(月)に配信予定です。
毎度最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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【ましんつ~るまがじん】
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