ましんつ~るまがじん~vol.22~
INDEX
・今日のコラム………… 経済調査委員会とは?(第1回)
・統計更新情報………… 2011年8月分速報発表
・最新情報……………… 被災地企業コラボレーション商談会(岩手)の
開催について
・編集後記(廣井)…… 電力使用制限令の解除について
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◇ 今日のコラム
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○経済調査委員会とは?
~第1回 統計整備~
経済調査委員会(委員長:鴫谷憲和・(株)シギヤ精機製作所取締役社長)
は、当会が公表している受注統計等の収集・整備や、受注の見通し作成、海外
地域の需要調査等を行っています。
今回は、その中で統計整備についてご紹介したいと思います。
当会の自主統計である「工作機械受注実績調査」は、1960年代から行ってお
り、長い歴史があります。当時は、まだNC工作機械の普及も進んでおらず、
日本の工作機械も輸入に頼る部分が多く、統計の内容も細かい分類まで収集し
ていませんでした。
その後、日本の工作機械産業の成長に伴って、輸出も増加していきました。
受注統計も内需の業種別、機種別統計に加え、1998年から外需の国・地域
別の統計の公表を開始しました。
近年では、外需統計の更なる充実を目的として、これまでの国・地域別統計
に加え、業種別統計の公表も2010年から開始しました。
こうした歴史の中で、統計の調査項目等の検討を行い、決定してきたのが経
済調査委員会です。
現在、当会の受注統計は、業界関連の統計としては最も早く公表されるもの
で、製造業の設備投資の概観を反映する指標として、報道機関や経済研究者等
に広く活用されています。
今後も受注統計の充実を図り、その有用性を高めるための活動が期待されて
います。
次回は、経済調査委員会の見通し作成等についてご紹介いたします。
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◆ 統計更新情報
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○2011年8月分受注速報発表(9月8日15時公表)
https://www.jmtba.or.jp/pdf2011/p1108/sokuhou1108.pdf
速報(2011年8月分)
金額(百万円)前月比 前年同月比
受注総額 98,962 87.3 115.3
うち内需 37,517 104.9 131.1
うち外需 61,445 79.2 107.4
※8月分の受注速報を発表いたしました。
受注総額は、8カ月ぶりに1千億円を下回りました。内訳を見ると、内需
は前月比で増加した一方、外需が前月比20.8%減となりました。通常、
夏休み等の季節要因で落ち込む時期ではありますが、内需は増加を示して
おり、回復の色が濃くなってきているようです。外需は、季節要因のほか、
円高や中国の金融引締めの影響が出ている可能性もあり、確報で詳細をお
伝えできればと思います。
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◆ 最新情報
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被災地企業コラボレーション商談会(岩手)の開催について
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(公財)東京都中小企業振興公社は、東日本大震災で被災した宮城県・岩手
県・福島県内の中小企業を支援するため、各県の中小企業支援機関等と連携し
て「被災地企業コラボレーション商談会」を開催しており、第2回を岩手県で
開催します。
1.被災地の中小企業を支援したい
2.より高い技術力を持った協力企業を探したい
3.新製品の試作を外注したい
4.自社にない設備や資格を持った企業を探したい
5.新製品製造のため新たに協力工場を探したい
というような要望等がございましたら、メール又はFAXでお申込下さい。
本件に対する商談会の開催概要、問い合わせ先は下記の通りです。
○開催概要
1.名 称:被災地企業コラボレーション商談会(岩手)
2.開催日時:平成23年12月15日(木) 13時から18時
3.開催場所:ホテルメトロポリタン盛岡(盛岡市盛岡駅前通1-44)
4.参加企業:被災県受注企業150から200社/都内の発注企業50社
程度を予定
5.そ の 他:商談会に参加する発注企業の交通費・宿泊費等については、
主催者が負担し、商談会翌日は現地企業の視察等を行う予定
○申込み・問い合わせ先
(公財)東京都中小企業振興公社 総合支援部 取引振興課
担当:大坪、渡辺
〒101-0025 千代田区神田佐久間町1-9
TEL.03-3251-7883
FAX.03-3251-7888
E-mail torihiki@tokyo-kosha.or.jp
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○電力使用制限令の解除
業務国際部の廣井です。
東北電力管内と東京電力管内で7月1日から実施されてきた電力使用制限令が
明日(9月9日)で完全解除となります。
企業や家庭一人ひとりの節電努力によって、大きな電力不足に陥ることなく今
夏を乗り切ることができました。
当会会員企業においても、操業・就業日時の変更や、照明の間引き、空調機器
の調整などの節電対策に取り組み、中には大きな節電効果を得ると共に、大幅
なコスト削減に繋げた企業もありました。
お客様によってはサブミクロン単位の加工精度を要求される工作機械は、熱に
よる精度への影響を大きく受けることから、夏の生産現場における空調の調整
ひとつをとってみても、非常に注意を払う必要がありました。
15%の削減義務の中にあっても品質を一切落とすことなく最高の製品をお客
様に提供し続けた、逆境におかれても製品作りに妥協することなく、社会的責
任も果たし続けた、メーカ一社一社の知恵と努力が結実した夏だったと感じて
います。
次回、Vol.22は9月14日(水)15:00頃に配信予定です。
毎号最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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