ましんつ~るまがじん~vol.236~
INDEX
・今日のコラム………… 2017年上期(1~6月)受注実績の概要
・統計更新情報………… 2017年8月分受注速報発表
・最新情報……………… 1.愛知県産業立地セミナー2017 IN 東京
(主催:愛知県)
2.CCIMT2017 視察団参加者募集
・編集後記……………… EMOショー開幕まであと1週間(S)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 今日のコラム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○2017年上期(1~6月)受注実績の概要
【受注総額】 764,215百万円 (前期比 +23.5%、前年同期比 +21.1%)
2017年上期の受注総額は、前期比が2015年上期以来4半期ぶり
の増加、前年同期比は2年ぶりの増加となり、上期としては2年ぶりの
7,000億円超えで、上期実績としては過去4番目の高水準となりま
した。
月別の受注額は、3月以降1,300億円前後の受注が継続し、国内外
で受注の回復が見られました。特に3月と6月は1,400億円を超え
る受注となりました。
【内需】 286,961百万円 (前期比 +5.4%、前年同期比 +11.1%)
内需は前期比が昨年下期に続き2半期連続増加で、前年同期比は2年ぶ
りの増加となりました。上期の受注額としては3年連続で2,500億
円を超えました。
単月の受注では、1、2月はものづくり補助金の採択待ちで、例年と同
様低調でしたが、3月以降は国内の底堅い需要に加え、補助金効果も加
わり、4カ月連続で500億円を超える水準が続きました。
業種別の状況をみると、全11業種中、前期同期比で9業種が増加とな
りました。主要4業種では、航空・造船・輸送用機械がやや弱めの動き
となりましたが、補助金効果や自動車、半導体関連の業種の回復に伴い、
上期としては一般機械、自動車が2015年に次いでリーマンショック
以降2番目、電気・精密はリーマンショック以降の最高額となりました。
内需比率は、外需でも回復傾向が強まったことから、2016年上期か
ら3.4ポイント低下し37.5%となりました。
金額(百万円) 前期比 前年同期比
一般機械 115,016 + 8.4 +13.9
うち金型 13,651 △ 6.7 △15.4
自動車 91,582 + 0.3 + 9.6
うち自動車部品 65,658 +10.5 +16.1
電気・精密 28,976 +19.1 +34.4
航空・造船・輸送用機械 11,941 △ 9.6 △29.2
【外需】 477,254百万円 (前期比 +37.6%、前年同期比 +28.1%)
外需は、前期比が2014年下期以来5半期ぶりの増加、前年同期比は
2年ぶりの増加となりました。上期の受注額としては2年ぶりに4,0
00億円を超えました。
単月の受注状況を見ますと、中国市場の回復と、EMS関連受注の回復が
重なり、欧州、北米向けも堅調に推移したことから、3月には2年ぶりに
900億円を超え、それ以降も800億円前後の受注が継続しました。
地域別にみますと、主要3極では唯一北米の前年同期比のみ微減となりま
した。アジアは中国の回復とEMS関連受注の発現により大幅増となった
ほか、インドでの自動車向けスポット受注も寄与しました。欧州は、前年
同期比の伸びは緩やかながら、着実に回復が進んでおり、上期としてリー
マンショック以降の最高額を記録しました。北米は、減速懸念がありまし
たが、底堅く推移しており、月200億円を超える水準が継続しています。
金額(百万円) 前期比 前年同期比
アジア 249,149 +83.2 +65.1
うち東アジア 202,054 +100.2 +71.4
うちその他アジア 47,095 +34.1 +42.5
欧州 96,079 +10.8 + 3.6
北米 123,752 + 9.7 △ 0.5
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 統計更新情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○2017年8月分受注速報発表(9月11日15時公表)
https://www.jmtba.or.jp/machine/data
速報(2017年8月分)
金額(百万円)前月比 前年同月比
受注総額 133,642 100.0 136.3
うち内需 51,823 93.9 120.2
うち外需 81,819 104.3 148.9
※ひとこと
8月の受注速報の結果を見ますと、夏季休暇等で、国内外ともに受注が
落ち着く月ではありますが、受注総額は前月からほぼ横ばいで、3カ月連
続で1,300億円を超え、1千億円超えは10カ月連続となりました。
うち内需は、夏季休暇の影響もあり前月比4カ月ぶりの減少ながら、6
カ月連続で500億円を超え、堅調な需要が継続しています。これまでと
同様、自動車や半導体関連を中心に動きが見られているものと思われます。
うち外需は、2カ月ぶりの800億円超で、前月比は2カ月ぶりの増加
となりました。夏季休暇の中、前月比増加しており、何らかの大型受注が
影響しているものと考えられます。詳細は27日の速報時にお知らせいた
します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 最新情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-----------------------------
1.愛知県産業立地セミナー2017 IN 東京(主催:愛知県)
-----------------------------
首都圏の企業・外資系企業の皆様に、愛知県の優れた交通インフラ、厚い産業
集積等の立地環境や、立地優遇施策等をご紹介します。
(内容)
第1部:セミナー
・愛知県の魅力と県の産業施策のご紹介
愛知県知事 大村秀章
・講演「三菱電機が考えるスマートなものづくり~デジタル技術、
IoT、知能化ロボットの活用~」
三菱電機(株)執行役員 名古屋製作所長(工学博士) 小山健一氏
・愛知県内市長による地域の紹介
第2部:立食形式による交流会
(日時) 平成29年11月15日(水)16:00~18:00
(会場) グランドプリンスホテル高輪
B1F プリンスルーム、クラウンルーム・ロイヤルルーム
(参加費)無料
(定員) 200名
(応募者多数の場合は、1社1名でのご参加や、抽選とさせていた
だく場合があります。)
(申込み)要事前申込
参加申込書を下記URLからダウンロードの上、ファックスにてお
申込みください。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/ricchitsusho/seminar-tokyo2017.html
(問合せ)
愛知県産業労働部産業立地通商課立地指導・調整グループ
TEL:052-954-6342(ダイヤルイン)
FAX:052-961-7693
---------------------
2.CCIMT2017 視察団参加者募集
---------------------
11月13日(月)から16日(木)までの4日間、中国の重慶市にある重
慶国際展覧センターでAMT及びCMTBAの主催にて開催される工作機械見
本市「CCIMT2017」では、当会がAMTとCMTBAの要請により、
同展への日本からの出展取りま止めを行っています。
そして、(株)JTBコーポレートセールスが企画・実施する「CCIMT
2017視察団」のツアーにつきましても当会が後援します。
今回初開催となるCCIMTの会場視察に加え、東京農工大学の堤 正臣名
誉教授を招き、「CCIMT2017の見どころ」と題する技術情報等の講演
を盛り込んだ、参加者間の情報交換、親睦交流の場を設けるほか、日系自動車
部品メーカへの視察が組まれ、充実した企画となっておりますので、この機会
に是非ご応募下さい。
詳細は下記当会ページよりご確認頂けます。
【CCIMT 2017 視察団編成のご案内】
https://www.jmtba.or.jp/
※インフォメーションの「お知らせ」から
「CCIMT2017 視察団編成のご案内」をご覧ください。
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○EMOショー開幕まであと1週間(S)
ドイツ・Hannoverで開催されるEMOショー開幕まで、残すところ
1週間となりました。逸早くスマートファクトリーのコンセプトを打ち出した
ドイツですが、今回の展示会ではIoTを活用した知的生産システムにフォー
カスした展示が多く見られるものと予想しています。
また、AM(積層造形技術)の進展も注目されます。昨年のIMTSにおい
てもAMを前面に押し出した大々的な展示がなされていましたが、単位時間あ
たりの加工速度の向上や、積層面積、適用可能な粉末材料の拡大も期待されま
す。
現地では、Hall16に日工会ブースを構えております。日工会会員企業
の出展情報もございますので、EMOにお越しの際は、是非日工会ブースまで
お立ち寄りください。ご来場をお待ちしております。
(S)
次回、Vol.237は2017年9月27日(水)に配信予定です。
毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/
【ましんつ~るまがじん】
■ご意見ご感想はこちらまで
send@jmtba.or.jp
\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\