ましんつ~るまがじん~vol.263~
INDEX
・今日のコラム………… 2018年上期(1~6月)受注実績の概要
・最新情報……………… 1.「日本の工作機械産業2018」 刊行
2.「工作機械統計要覧2018」頒布開始
3.「2017年数値制御(NC)工作機械生産
実績等調査」頒布開始
・編集後記……………… 褒めて伸ばす (T)
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◇ 今日のコラム
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○2018年上期(1~6月)受注実績の概要
【受注総額】 964,045百万円 (前期比 +9.4%、前年同期比 +26.1%)
2018年上期の受注総額は、2017年上期から3半期連続で前期比、
前年同期比とも増加しました。受注額は下期も含め半期として初の9千
億円を超えました。
月別の受注額は、5月にわずかに下回ったものの、それ以外の月は全て
1,500億円を超え、特に3月には過去最高額となる1,829億円
を記録しました。
【内需】 383,743百万円 (前期比 +12.1%、前年同期比 +33.7%)
内需は、2半期連続で3千億円を超え、リーマンショック前のピークを
上回る水準となりました。前期比は2016年下期から4半期連続で増
加し、前年同期比は3半期連続増加となりました。
単月の受注では、ここ数年、ものづくり補助金の採択待ちで、前半はや
や落ち着いた推移となるところ、今年は1月から550億円超の受注と
なり、3月以降は4カ月連続で600億円を超える高い水準が続きまし
た。世界的な景気回復の動きに合わせて、国内の仕事も増加傾向にあり、
設備需要が高まる中、機械納期の長期化によって、時季を問わず、受注
が発現しているものと思われます。
業種別の状況をみると、全11業種中、前年同期比で「商社・代理店」、
「官公需・学校」以外の9業種が増加となりました。主要4業種でも、
全て増加していますが、特に半導体製造装置関連や自動車向けの受注が
堅調で、航空・造船・輸送用機械以外の3業種は、リーマンショック以
降の最高額となりました。
金額(百万円) 前期比 前年同期比
一般機械 149,176 + 3.5 +29.7
うち金型 13,824 △ 0.7 + 1.3
自動車 129,296 +18.0 +41.2
うち自動車部品 85,244 +14.8 +29.8
電気・精密 41,294 +23.7 +42.5
航空・造船・輸送用機械 13,511 +13.5 +13.1
【外需】 580,302百万円 (前期比 +7.7%、前年同期比 +21.6%)
外需は、2017年下期から2半期連続の5千億円超えで、過去最高額を
更新しました。前期比、前年同期比とも3半期連続増加となりました。
単月の受注状況を見ますと、中国市場のEMS関連受注が4月以降に縮小
しましたが、その他の中国市場を初め、欧州、北米と世界的に堅調に推移
し、5月を除き全ての月で900億円を超えました。特に3月は、過去最
高額となる1,073億円を記録しました。
地域別にみますと、主要3極全てで、前期比、前年同期比が増加し、特に
欧州、北米は、前年同期比で3割前後の高い伸びを示し、欧州はリーマン
ショック以降の最高額、北米は過去最高額を更新しました。アジアは中国
のEMS関連受注の縮小を受けて、伸びは他の地域よりも小さくなりまし
たが、過去最高額を記録しています。
金額(百万円) 前期比 前年同期比
アジア 284,777 + 7.5 +14.3
うち東アジア 222,176 + 2.0 +10.0
うちその他アジア 62,601 +33.0 +32.9
欧州 124,542 + 5.9 +29.6
北米 162,038 +11.1 +30.9
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◆ 最新情報
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1.「日本の工作機械産業2018」刊行
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本年も、冊子「日本の工作機械産業2018」を刊行しました。
工作機械の種類、日本の工作機械産業の規模と動向、日工会の活動などを平易
に解説した業界案内書です。また、英語版は後日頒布となります。
○価格
(日工会会員) 無料
(一般) 500円(税込)/部
○お問い合わせ
日本工作機械工業会 業務国際部 礒嵜・本多
TEL:03-3434-3961
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2.「工作機械統計要覧2018」頒布開始
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7月20日より、工作機械統計要覧2018が頒布開始となりました。
本書は毎年発行しており、2017年の受注、生産、輸出入のほか、経営指標
や海外統計等のデータも収録しています。
○価格
(日工会会員) 1,000円(税込)/部
(学生・教職員)1,000円(税込)/部
(一般) 6,000円(税込)/部
○お問い合わせ
日本工作機械工業会 調査企画部 高野・佐藤
TEL:03-3434-3961
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3.「2017年数値制御(NC)工作機械生産実績等調査」頒布開始
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日工会では、この度「2017年数値制御(NC)工作機械生産実績等調査」
を作成し、頒布を開始しました。
本書は当会で毎年実施している調査で、会員のNC工作機械生産高についての
集計結果を掲載しています。2017年調査対象77社の生産機種や、機種別、
業種別、ユーザ規模別、販売形態別のデータを掲載しています。
○価格
(日工会会員) 無料
(一般) 3,700円(税込)/部
○お問い合わせ
日本工作機械工業会 調査企画部 高野、行田(こうだ)
TEL:03-3434-3961
【上記1.~3.の書籍の購入方法】
1.インターネット
日工会ホームページの「出版物」ページにある「購入する」をクリック
し、必要事項をご記入の上、ご注文ください。
https://www.jmtba.or.jp/publication
2.FAX
書籍名、購入部数、会社名、部署名、氏名、電話番号、送付先等を明記
の上、03-3434-3763までFAXしてください。
3.事務所販売
機械振興会館の当会事務所でも販売しております。
※書店等では販売しておりません。
※インターネット、FAXでのご注文の場合、送料をご負担いただきます。
※商品に請求書を同封いたしますので、商品到着後料金をお支払いください。
※納品書、領収書は通常発行しておりませんので、必要の場合はお知らせく
ださい。
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○褒めて伸ばす
先日テレビを見ていたら、「褒めちぎる教習所が人気」という自動車学校の
ニュースを放送していました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
三重県の南部自動車学校で行われています。
そこでは、良く出来たことはもちろんのこと、生徒ができなかったり、ミス
をしても決して怒ることなく、それすらも褒めてあげる、ということをしてい
ました。その結果、生徒数はうなぎ上りで増えており、試験の合格率も高くなっ
たそうです。
自分は体育会系で、怒られたことを糧に「なにくそ!」とやる気を出してき
たタイプなので、自分が実践する、ということは中々うまくできないのですが、
今回のニュース以外でも、「褒める」ということの重要性をよく耳にします。
褒めることで、個人のやる気を引き出し、ひいては組織全体の仕事の効率化
をもたらし、人材不足の一つの対策にもつながるかも、、、というのは飛躍し
過ぎかもしれませんが、どうなるのか実践してみたいと考えています。
教習所では、教官が褒める練習を毎日していました。私もできない、性に合
わないではなく、日ごろから意識をして私生活でも練習する等、「褒める努力」
も必要だな、と思った次第です。そして、人を褒めるには、人の悪い所ばかり
を見るのではなく、良いところを見ることも大事なのだと思います。
周りへの好影響だけでなく、自分への好影響も期待して、少しずつでも自分
を変えていければと思います。
(T)
次回、Vol.263は2018年8月9日(木)に配信予定です。
毎度最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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【ましんつ~るまがじん】
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