ましんつ～るまがじん～vol.348～
INDEX
・今日のコラム………… ２０２１年上期（１～６月）受注実績の概要
・統計更新情報………… 2021年7月分受注速報発表
・最新情報 ………… １．【新エネルギー・産業技術総合開発機構
（ＮＥＤＯ）より】
海外研究者招へい事業（国際研究協力ジャパ
ントラスト事業）２０２２年度海外招へい研
究者受入企業の募集について
２．改正 産業競争力強化法の一部が施行されま
した
・編集後記……………… 各種優遇制度ご活用ください（Ｔ）
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◇ 今日のコラム
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○２０２１年上期（１～６月）受注実績の概要
【受注総額】 702,087百万円 （前期比 ＋42.8％、前年同期比 ＋71.2％）
２０２１年上期の受注総額は、前期比は２半期連続、前年同期比は６半
期ぶりの増加となり、受注額は上期としては３年ぶり、下期も含めた半
期ベースでは５半期ぶりに７千億円超となりました。
月別の受注額は、内需が緩やかな回復にとどまったものの、前年から回
復傾向が顕著だった中国に加え、欧米も回復が鮮明になり、外需を中心
に回復が進みました。その結果、外需比率は６９．９％とほぼ７割に達
しました。
【内需】 211,319百万円 （前期比 ＋27.4％、前年同期比 ＋33.3％）
内需は、２半期連続の前期比増加、５半期ぶりの前年同期比増加で、上
期としては２年ぶり、半期では３半期ぶりに３千億円を超えました。
月別では、年初から新型コロナの感染拡大や補助金待ち等の影響もあり、
緩やかな回復が続きました。ただ、６月には補助金採択に伴う需要増加
もあり、大幅に増加しました。
業種別の状況をみると、コロナ禍で落ち込みが続く航空・造船・輸送用
機械を除き概ね回復傾向を示し、全１１業種中、前期比、前年同期比と
も１０業種で増加しました。
金額（百万円） 前期比 前年同期比
一般機械 81,024 ＋21.0 ＋22.5
うち金型 9,300 ＋47.9 ＋33.0
自動車 56,406 ＋28.3 ＋42.9
うち自動車部品 41,470 ＋35.6 ＋65.9
電気・精密 25,640 ＋51.4 ＋47.5
航空・造船・輸送用機械 5,844 ＋14.3 △2.2
【外需】 490,768百万円 （前期比 ＋50.6％、前年同期比 ＋95.1％）
外需は、前期比、前年同期比とも２半期連続増加で、上期としては２年
ぶり、半期としては４半期ぶりの４千億円超となりました。
月別では、１月は６２２億円でしたが、３月以降は４カ月連続で８５０
億円を超え、５月にはほぼ３年ぶりに９００億円を超えるなど、中国を
中心に拡大が続きました。
地域別にみますと、主要３極全てで、前期比、前年同期比が増加しまし
た。中国は、幅広い業種の回復にＥＭＳ関連の受注も加わり、２０１８
年上期（１，８２８．３億円）を上回り過去最高額を更新し、アジア全
体でも、３年（６半期）ぶりに２，５００億円を超えました。一方、欧
州、北米もワクチン接種の進行とともに、回復傾向が鮮明になり、２０
１９年前半の水準まで増加しました。
金額（百万円） 前期比 前年同期比
アジア 275,042 ＋53.4 ＋144.8
うち東アジア 231,337 ＋52.5 ＋163.5
中国 197,903 ＋50.8 ＋180.3
うちその他アジア 43,705 ＋58.5 ＋78.0
欧州 87,166 ＋75.1 ＋87.4
北米 119,745 ＋31.3 ＋36.8
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◆ 統計更新情報
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○2021年7月分受注速報発表（8月11日15時公表）
http://www.jmtba.or.jp/machine/data
速報（2021年7月分）
金額（百万円） 前月比 前年同月比
受注総額 134,974 102.2 193.4
うち内需 43,478 97.4 175.3
うち外需 91,496 104.7 203.4
※ひとこと
７月の受注速報を見ますと、受注総額は、内需で前月比減少したものの、
外需が伸長し、２カ月連続で１，３００億円を超えました。前月比は２カ
月連続増加、前年同月比は９カ月連続増加となります。
うち内需は、前月比２カ月ぶり減少、前年同月比５カ月連続増加で、２
２カ月連続の４００億円超えとなりました。半導体や自動車関連での回復
に加えて、６月同様、補助金採択案件での受注が内需を下支えした形になっ
たものと考えられます。
一方外需は、前月比２カ月ぶり増加、前年同月比９カ月連続増加で、２
カ月ぶりに９００億円を超え、８５０億円超も５カ月連続となりました。
中国を中心に、欧米の含めた全地域で回復が続いているものと考えられま
す。
内外需の詳細については、８月２５日の確報時に改めてお知らせいたし
ます。
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◇ 最新情報
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１．【新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）より】
海外研究者招へい事業（国際研究協力ジャパントラスト事業）
２０２２年度海外招へい研究者受入企業の募集について
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【概要】
日本国内において民間が実施する鉱工業基盤技術（＊１）の研究を支援するこ
と、また、当該分野の国際研究協力を積極的に推進し、世界の科学技術の進歩
及び経済の発展に寄与することを目的として、鉱工業基盤技術に関する試験研
究に携わる海外の研究者を我が国に招へいします。
＊１「鉱工業基盤技術」とは、国民経済及び国民生活の基盤の強化に相当程度
寄与するものをいいます。
【公募期間】
２０２１年８月５日（木）～１０月２８日（木）１７：００
【事業ページ】
https://www.nedo.go.jp/koubo/AT092_100187.html
【お問い合わせ先】
メールでのご相談（日・英のみ）は以下にて随時受け付けております。
ＮＥＤＯ 国際部 ジャパントラスト事業担当（藤波、江尾）
E-mail：international@ml.nedo.go.jp
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２．改正 産業競争力強化法の一部が施行されました
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８月２日（月）に「産業競争力強化法等の一部を改正する等の法律」の一部
が施行されました。これに伴い、各種支援措置の申請の受付が開始されました。
https://www.meti.go.jp/press/2021/08/20210802001/20210802001.html
設備投資関連では、「事業適応計画」の認定を受けることで、「ＤＸ投資促
進税制」、「カーボンニュートラルに向けた投資促進税制」、「繰越欠損金の
控除上限の特例」などを受けることができます。
https://www.meti.go.jp/policy/economy/kyosoryoku_kyoka/jigyo-tekio.html
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
〇各種優遇制度ご活用ください
今年に入ってから、多くの補助金や優遇税制をご案内してきましたが、今回
の改正産業競争力強化法の施行に伴い、ほぼすべての優遇制度が出そろった感
があります。
国の制度だけでもこれだけ多くのものがあり、それに加えて地方自治体の優
遇制度もあるので、いったい何をどう使ったらよいのか、わからなくなりそう
です。
コロナ禍で厳しい状況のところもあるとは思いますが、新たな技術を活用し
ながら、自社の競争力強化を図るため、これらの制度をうまく利用してもらえ
ればと思います。
また、機械メーカ各社もお客様にあった制度を案内いただき、営業ツールの
一つとして活用いただければと思いますので、不明点等ございましたら、遠慮
なく事務局までお問い合わせください。
（Ｔ）
次回、Vol.349は2021年8月25日（水）に配信予定です。
毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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【ましんつ～るまがじん】
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