ましんつ~るまがじん~vol.381~

INDEX

 ・統計更新情報………… 2022年11月分受注確報発表

 ・最新情報……………… 1.JIMTOF2022主催者企画展示の掲載
                    映像

              2.令和5年度税制改正大綱に基づく関連制度の
                 動向

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 統計更新情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

○2022年11月分受注確報発表(2022年12月21日15時公表)

 

  【確報(11月分)概要】

         金額(百万円)  前月比(%) 前年同月比(%)

   受注総額   134,186      95.1      92.3

   うち内需    45,665     102.5      91.3
    一般機械   18,999     108.3      94.4
    自動車    8,057      76.8      84.6
    電気・精密  5,844     104.6      72.3
    航空・造船
    輸送用機械  2,253     115.6     196.8

   うち外需    88,521      91.7      92.8
    アジア    41,704      93.4      95.4
    欧州     21,190     110.4     103.6
    北米     24,335      81.1      83.0

 

  ※ひとこと
   11月の受注確報を見ますと、受注総額は3カ月ぶりの1,400億円
  割れで、本年最低額となりました。前月比、前年同月比とも2カ月連続の
  減少です。なお、1,000億円超は22カ月連続です。

   内需は、前月比2カ月ぶり増加、前年同月比3カ月連続減少で、2カ月
  連続で500億円を下回ったものの、450億円は上回りました。11月
  はJIMTOFの展示会効果や補助金採択分等が受注を押し上げましたが、
  自動車の伸び悩み等により、前月比の増加は一桁に止まりました。
   業種別では、全11業種中、前月比増加は6業種にとどまり、7業種で
  前年同月比減少となっています。国内需要はやや落ち着きが感じられるも
  のの、12月以降も展示会効果が期待され、次月の状況を注視したいと思
  います。

   外需は、前月比2カ月連続減少、前年同月比2カ月連続減少で、3カ月
  ぶりの900億円割れとなりました。内需同様、外需も落ち着きが感じら
  れるものの、900億円前後の高水準を維持しています。
   地域別に見ますと、主要3極では欧州のみ前月比増加となりました。欧
  州では、トルコとスイスが区分創設以来の最高額を記録する等、スポット
  受注が複数見られ、6カ月ぶりの200億円超えで、本年最高額を記録し
  ました。アジアは中国、インド等で前月比減少となりましたが、14カ月
  連続で400億円を超える高水準の受注が続いています。北米では、展示
  会効果が一服し、カナダやメキシコでも10億円を下回り、15カ月ぶり
  の250億円割れとなりました。

 

 注)日工会会員の方は会員ページより詳細データをご覧いただけます。
   https://www.jmtba.or.jp/member/wp-login.php?redirect_to=/member/
   
   ※会員専用ページは日工会会員のみ閲覧可能なページです。
    閲覧には会員個別のIDとパスワードが必要になりますので、不明な
    方はご連絡ください。

 注)日工会会員以外の方は、詳細情報を12月28日にホームページに更新
   いたしますので、そちらをご確認ください。

 注)また、日工会会員以外の方で、発表日当日により詳細なデータが必要な
   方は、メール配信の年間購読(https://www.jmtba.or.jp/archives/8268)
   をお申込みいただくか、当会の発表日当日15時以降、発表データを日
   工会事務局にてご購入ください。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 最新情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

------------------------
1.JIMTOF2022主催者企画展示の掲載映像 
------------------------

JIMTOF2022会期中に開催した企画展示の模様を映像コンテンツとし
てご紹介致します。

1.「JIMTOF2022主催者企画展示「最先端のものづくりの現在地
  (いま)とミライ ~工作機械とSmart Factory~」

 今回のJIMTOF企画展示では、大手工作機械メーカー4社のスマートファ
 クトリーで展開されている先端的な取り組みを紹介し、その背景にある「製
 造業の課題」を明確にすることで、来場者による「ミライのものづくり」の
 探求をプロモートしました。

 これらについて、M/CとAMR型ナビゲーター「JIMくん」が、「まん
 がはじめて物語」風にわかりやすく解説する動画をアップしましたので、是
 非ご視聴ください。

 

2.特別企画:工作機械メーカー大手4社登壇のクロストークショー

  「工作機械の生産と工作機械による生産
     ~Smart Factoryと工作機械の将来像~」

 超満員御礼!

 JIMTOF2022主催者企画展示では特別企画として、11月10日
 (木)、工作機械メーカー大手4社の「頭脳」とも言える方を迎え、トーク
 ショーを開きました。

 JIMTOF限定のトークに260名の聴講者が集まり、ブース内は熱気に
 包まれ、熱心にメモを取る聴講者の姿が散見されました。まさに日工会なら
 ではの、日工会しかできない特別企画。

 そのトークショー収録映像をアップしましたので、是非ご視聴ください。

 〈トークショー登壇者〉

  入野 成弘 氏
  (DMG森精機(株) 執行役員 博士(工学)要素技術開発担当)

  丸山 祐也 氏
  ((株)牧野フライス製作所 開発本部 要素開発部 シニアスペシャリスト)

  一木 洋介 氏
  (オークマ(株) 製造本部 生産技術部 部長 兼 DS-Xプロジェクト
   プロジェクトリーダー)

  堀部 和也 氏
  (ヤマザキマザック(株) 上席執行役員 商品開発本部 副本部長  
   先行開発センタ センタ長 FAソリューション事業部 事業部長)

  〈ファシリテータ〉
  竹内 芳美 先生(中部大学 学長 工学博士)

【上記映像掲載URL】
 https://www.jmtba.or.jp/archives/category/visual

 

------------------------
2.令和5年度税制改正大綱に基づく関連制度の動向 
------------------------

 2022年12月16日(金)に政府与党から令和5年度税制改正大綱が
公表されました。

 防衛費増額に関する議論等が連日報道されていましたが、今号では、工作
機械の設備投資に関連する税制について、ご紹介いたします。

 下記項目ページ数は、税制改正大綱のページとなります。
 (https://storage.jimin.jp/pdf/news/information/204848_1.pdf)

1.中小企業等経営強化法関連
  (中小企業経営強化税制(P63)、固定資産税の軽減措置(P46))

  中小企業経営強化税制は、2年間延長されることとなります。
  (2025(R7)年3月末まで)

  固定資産税の軽減措置は、これまで自治体ごとに3年間ゼロ~1/2と
  されていたものが、全国共通で以下の通りに変更となります。

  ・取得年から3年間、固定資産税が1/2

  ・ただし、取得年から翌年にかけて1.5%以上の賃上げを実施する計
   画を労働者に表明した場合は、固定資産税が5年間(※)1/3
   ※2024(R6)年4月1日~2025(R7)年3月31日の取
    得については「4年間」

  ・取得期限は2025(R7)年3月末まで

2.中小企業投資促進税制(P63)

  適用期限が2年間延長されます。
  (2025(R7)年3月末まで)

3.地域未来投資促進税制(P66)

  上乗せ要件等が一部見直された上で、2年間延長されます。
  (2025(R7)年3月末まで)

4.DX投資促進税制(P69)

  事業適応計画の認定要件の見直しを行った上で2年間延長されます。
  (2025(R7)年3月末まで)

なお、これらは税制改正法案が可決されてからの運用開始となります。

 

■━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

次回、Vol.382は2023年1月16日(月)に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。  

 

/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/

【ましんつ~るまがじん】

■ご意見ご感想はこちらまで
send@jmtba.or.jp

\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\