ましんつ~るまがじん~vol.51~
INDEX
・今日のコラム………… JIMTOFを振り返る(第16回~第18回)
・統計更新情報………… 2012年6月次受注短観発表
・最新情報 ………… 1.「エコリース促進事業」補助率引き上げのお
知らせ
2.低炭素製造機器製造・販売企業向け
環境省及び経済産業省の低炭素危機普及促進
施策に係る説明会について
3.IMTS2012-米国国際工作機械展
視察団参加者募集のお知らせ
・編集後記 ………… 国際工作機械技術者会議の開催に向けて
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◇ 今日のコラム
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○JIMTOFを振り返る(第16回~第18回)
過去のJIMTOFを振り返るコラムをシリーズでお伝えしております。
今号では、第16回から第18回までを紹介します。
[特徴]
90年代の日本経済は、バブル崩壊の影響を受け、地価や株価を始めとする
資産価格が暴落し、金融機関の不良債権が問題になるなど、全般的に低成長を
余儀なくされました。
このような状況の中、日本の工作機械産業は、バブル期に導入した機械が余
剰設備となったことで国内市場の減速感が強まり、内需が低迷しました。この
結果、90年に1兆4千億円台であった受注額は、94年には5,500億円
まで減少するなど、バブル崩壊の影響を大きく受けました。一方で、一時1ド
ル79円台という円高が、製造業の海外進出を後押ししたことから、外需が伸
張し、受注に占める外需比率が5割に近づいていきます。
このころの製品の特徴としては、ユーザー製品のコストダウンを目的とした、
無人自動化や生産効率向上のための高速化(主軸・送り・インデックス・工具
交換速度の高速化)、そして低価格・コンパクト化を特徴とした製品が多く開
発され、JIMTOFには新技術としてリニアモーター搭載機も展示されまし
たが、当時はコストが高く(モーターは主に米独製で日本は1社)、その製造
技術も限定されていました。
こうした中、第16回から第18回までのJIMTOFは下記の通り開催さ
れました。なお、96年開催の第18回から日工会が主催者に加わり、第19
回の大阪開催を最後に、東京ビッグサイトに会場を移し、現在に至っています。
[開催概要]
-第16回(1992年 10月27日~11月4日)-
・会場 :東京晴海会場
・会場面積 :205,615平方メートル
・展示館面積:75,000平方メートル(5,463小間)
・出展者数 :624社
・総入場者数:531,051人(延べ人数)
・参加国 :29カ国2地域
・出展機数 :460台(うちNC機 421台)※日工会会員のみ
-第17回(1994年 10月26日~11月3日)-
・会場 :インテックス大阪
・会場面積 :128,986平方メートル
・展示館面積:73,000平方メートル(4,325.5小間)
・出展者数 :881社
・総入場者数:425,768人(延べ人数)
・参加国 :22カ国2地域
・出展機数 :432台(うちNC機 399台)※日工会会員のみ
-第18回(1996年 11月12日~11月19日)-
・会場 :東京ビッグサイト
・会場面積 :243,420平方メートル
・展示館面積:80,660平方メートル(4,958小間)
・出展者数 :565社
・総入場者数:131,347人(入場登録者数)
・参加国 :24カ国1地域
・出展機数 :488台(うちNC機 445台)※日工会会員のみ
次回は、第19回から第21回までのJIMTOFをご紹介致します。
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◆ 統計更新情報
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○2012年6月次受注短観発表(2012年6月28日15時公表)
短観(2012年6月次)
1、業況に関する判断(DI)
(a)会社全体の業況 足元 4.4 翌月 4.4
(b)工作機械事業の業況 足元 4.4 翌月 2.9
2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
(c)受注総額の水準 足元 4.4 翌月 2.9
(d)受注内需の水準 足元 0.0 翌月 -1.5
(e)受注外需の水準 足元 4.5 翌月 3.0
3、受注内需業種別の水準(DI)
(f)一般機械向けの受注水準 翌月 1.5
(g)自動車向けの受注水準 翌月 7.8
(h)電気・精密向けの受注水準 翌月 -7.5
4、受注外需地域別の水準(DI)
(i)アジア向けの受注水準 翌月 3.0
(j)欧州向けの受注水準 翌月 -5.5
(k)北米向けの受注水準 翌月 6.9
(ひとこと)
6月の受注短観をみると、受注額は総額、内需が足元で増加し、外需は減少
となりましたが、翌月は全て減少しています。内需業種別の翌月DIは、自
動車のみ増加し、外需地域別の翌月DIは主要3極全てで減少しています。
翌月(7月)の業況や受注額のDIは減少傾向で推移しており、今後の動向
を注意深く見ていきたいと思います。
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◆ 最新情報
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1.「エコリース促進事業」 補助率引き上げのお知らせ
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環境省より実施されている「エコリース促進事業」につきまして、一部制度改
正が行われましたので、お知らせいたします。
(概要)
今般、全国的に厳しい節電目標が示されたことを踏まえ、節電効果の特に高い
低炭素機器に係るリース契約に限定して、補助率が現行の3%から5%へ引き
上げられることとなりました(なお、東北三県に係るリース契約については、
引き続き補助率10%となっています)。
5%への補助率引き上げは平成24年6月25日(月)以降申込受付分から適
用になります。
※既にリース契約済みの対象機器について、遡って今回の補助率の引き上げを
受けることはできません。
詳細は下記URLをご確認ください。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15365
制度概要についてはこちらをご覧下さい。
http://www.jaesco.or.jp/ecolease-promotion/
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2.低炭素製造機器製造・販売企業向け
環境省及び経済産業省の低炭素危機普及促進施策に係る説明会について
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このたび、上記にもあります「エコリース促進事業」や、各種低炭素危機普及
促進施策について、環境省及び経済産業省主催の説明会が開催されることとな
りました。
7月下旬に東京、大阪、名古屋、仙台で開催いたします。本制度は営業ツール
としてもご利用いただけると思いますので、製造メーカや販売会社様からのご
参加をお待ちしております。
詳細は、下記よりご参照ください。
http://www.jaesco.or.jp/ecolease-promotion/download/
※ページ上部の「環境省及び経済産業省の低炭素機器普及促進施策に係る説明
会」より、説明会概要と申込書をダウンロードいただけます。
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3.IMTS2012-米国国際工作機械展視察団参加者募集のお知らせ
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当会では、2012年9月10日(月)~15日(土)まで米国・シカゴ市で
開催されるIMTS2012(米国国際工作機械展)に併せて、近畿日本ツーリ
スト(株)が企画する現地視察ツアーを後援することとなりました。
本ツアーご興味のある方は、以下のURLより詳細をご確認の上、お申込み下
さいますようお願い申し上げます。
http://biz.knt.co.jp/worldtechnica/tour/imts/
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○国際工作機械技術者会議の開催に向けて
現在、コラムにおいて“JIMTOFを振り返る”をシリーズとして配信し
ていますが、JIMTOFでは毎回、併催イベントとして国際工作機械技術者
会議を開催しており、本年も会議の実施に向け準備を進めている段階です。
今回の会議は、総合テーマを「工作機械に革新をもたらす基盤技術」とし、
プログラムを策定しております。詳細については、追って本メールマガジンや
当会ホームページにおいてご案内申し上げますので、是非、本会議への参加を
ご検討いただければ幸いです。
夏本番も近づき、今年も猛暑日になる日が続くかもしれませんが、出来る限
り軽装で過ごしつつ、どうしても暑さに耐えられない時は、省電力家電やクー
ルシェアスポットの活用等、様々な工夫を試みて節電と体調管理を両立させ、
無事に夏を乗り切りたいと考えております。
(S)
次回、Vol.52は2012年7月11日(水)に配信予定です。
毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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【ましんつ~るまがじん】
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