ましんつ~るまがじん~vol.96~

INDEX

・今日のコラム………… EMOハノーバー2013結果概要

・統計更新情報………… 2013年9月次短観発表

・編集後記  ………… 季節の変わり目(H)

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◆ 今日のコラム
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○EMOハノーバー2013結果概要

今号では9月16日(月)から21日(土)まで6日間に亘りドイツ ハノー
バーで開催されたEMOハノーバー2013(欧州国際工作機械展示会)の結
果概要についてご紹介します。

今回のEMOは、世界43カ国・地域から2,100社以上が出展し、来場
者数は、概算で前回比4.6%増の145,000人を数えました。
特に、イタリア、スイス、スウェーデン、オランダ、ロシアからの来場者が
過去最高を更新するなど、EMOに対する期待の高さが伺える展示会となりま
した。

主催者のドイツ工作機械工業会(VDW)によると、今回は生産拡大と設備
更新意欲の高い来場者が多く、商談の質も高かったと評しています。

また、後援者の欧州工作機械工業連盟(CECIMO)は、「欧州経済は底
を打っており、今後数年に亘り期待が持てる状況にある。世界の工作機械産業
全体に明るい兆しが見えている。」とコメントしており、今後の欧州の工作機
械産業について明るい見解を示していました。

当会は、会場内にインフォメーションブースを設置し、来場者に日本の工作
機械産業に関する情報提供を行った他、来年開催されるJIMTOF2014
に向けた記者発表、ヨーロッパ・アメリカ・中国等の海外主要工業会との会合
では、各国・地域の工作機械産業の現状など多岐にわたる情報交換を行ないま
した。

次号では、EMO2013で見られた工作機械の技術動向についてご紹介し
ます。

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◆ 統計更新情報
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○2013年9月次受注短観発表(2013年9月30日15時公表)

《工作機械統計ページ》
https://www.jmtba.or.jp/machine/data

短観(2013年9月次) ※( )内は前月比

1、業況に関する判断(DI)
(a)会社全体の業況    足元 -2.9(△5.8)  翌月  7.2
(b)工作機械事業の業況  足元 -7.2(△8.6)  翌月 -1.4

2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
(c)受注総額の水準    足元  4.3(±0.0)  翌月 -5.8
(d)受注内需の水準    足元  4.3(+8.6)  翌月 -2.9
(e)受注外需の水準    足元  3.0(+6.0)  翌月  1.5

3、受注内需業種別の水準(DI)
(f)一般機械向けの受注水準  翌月 -4.3(△5.7)
(g)自動車向けの受注水準   翌月  7.7(+1.5)
(h)電気・精密向けの受注水準 翌月 -14.7(△5.9)

4、受注外需地域別の水準(DI)
(i)アジア向けの受注水準   翌月 -10.4(△7.4)
(j)欧州向けの受注水準    翌月  0.0(+1.8)
(k)北米向けの受注水準    翌月  0.0(△3.2)

(ひとこと)
9月の受注短観では、半期決算月ということもあり、受注額の水準は内外
需とも上昇しましたが、業況は足元で低下しました。しかし、これは一時的
なものと考えられ、翌月の業況は会社全体、工作機械事業とも上昇しており、
一般経済の回復に伴って、今後も上昇していくものと考えられます。
翌月の受注水準は、9月の反動もあり、減少を示していますが、内需業種
では回復基調にある自動車、外需地域別では9月に展示会が開催された欧州
が上昇しています。

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○季節の変わり目

東日本では9月16日に台風18号の直撃を受け、併せて一部の地域では浸
水や竜巻とみられる突風が発生しました。また、西日本の一部の地域でも土砂
崩れなどが発生し、様々な爪痕が残りました。

被害に遭われ方々には心よりお見舞い申し上げます。

暦の上では秋とはいえ、残暑の厳しい9月でしたが、この台風18号以降、
朝晩肌寒く感じる日も増え、着実に秋に入ってきたと感じています。

夏に悩まされた蚊の数が減ったことは嬉しい反面、夏の生き物が見られなく
なってきた様子を察すると、季節の変わり目はある生き物にとっては死活問題
で、悠長に構えているのは人間くらいだろうと思ってしまいます。

とはいいながらも、食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋など、涼
しい秋に感受性や繊細さが高まるのも人らしさであると思うので、これを機に
新しい趣味を見つけることにもチャレンジしたいと思います。

(H)

次回、Vol.97は2013年10月9日(水)15:00以降に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

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