ましんつ~るまがじん~vol.428~

INDEX

 ・今日のコラム………… JIMTOF2024 結果概要(続報)

 ・統計更新情報………… 2024年11月分受注速報発表

 ・最新情報……………… 1.2024年度「工作機械の輸出管理講習会
              ~輸出管理入門者のために~」開催のお知らせ

             2.第442回講習会「技術のタスキで未来へつ
               なぐ -JIMTOF2024に見るサステ
               ナビリティ」開催のお知らせ
               (公益社団法人精密工学会)

 ・編集後記……………… 第442回講習会へ是非ご参加ください(S)

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◇ 今日のコラム
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○JIMTOF2024 結果概要(続報)

前回コラムでは、JIMTOF2024の速報として来場者数や次回日程等に
ついて、お知らせしましたが、今号では、当会で実施した併催事業及び国際会
議・技術セミナーの開催結果についてご紹介いたします。

(1)工作機械トップセミナー

  ・日 時 11月9日(土)12:30~15:10
  ・場 所 会議棟7階「国際会議場」

  ・参加者 全国の理工系学生、教職員等80校532人

  ・概要
    芝浦機械(株)の坂元社長より「まだこの世界にないモノを、つくる
   マシーンを、つくる。」と題し、エンジニアを目指す学生に向けて講演
   頂きました。
    セミナー終了後には、参加学生と会員メーカによる交流会を実施し、
   各ブースともに業界・企業の紹介を熱心に聞き入る学生で賑わいました。

 
(2)国際会議・技術セミナー

 1.IMEC2024(第20回国際工作機械技術者会議)

 (イ)オーラルセッション
  ・日 時 11月7日(木)・8日(金)12:30~18:00
       (8日は13:00~18:00)
  ・場 所 会議棟1階「レセプションホール」

  ・聴講者 283人(初日134人、二日目149人)

  ・概要
    「未来社会を拓く製造技術」の総合テーマのもとに幅広い視点から、
   14件の講演が行われました。今回より開催時間を午後に変更し「持続
   可能な社会に向けた製造業の課題と将来」、「デジタル技術で変わる製
   造現場の未来」、「たゆみなく進化する自動化技術」及び「新しい価値
   を創成する加工技術」の4セッションの構成で実施しました。
    結果としてIMEC2022を上回る聴講者数となり、いずれのセッ
   ションも参加者から高い関心が寄せられ、工作機械技術の将来動向につ
   いて、活発な意見交換が行われました。

 (ロ)ポスターセッション 
  ・会 期 11月5日(火)~10日(日)
  ・場 所 南展示棟4階「南4ホール」アカデミックエリア内

  ・展示物 内外の大学、研究機関等から、工作機械関連の先端的研究開発
       成果を紹介

  ・概要
    大学、高専、公的研究機関53機関、53テーマに上る最新研究開発
   成果が発表され、多数の来場者に見学いただきました。11月7日、8
   日、9日の3日間はポスター出展者が常駐し、来場者に研究内容につい
   ての説明を行いました。

 
 2.金属AM(Additive Manufacturing)セミナー
  ・日 時 11月6日(水)13:00~16:15
  ・場 所 南館 南1ホール主催者セミナー会場

  ・参加者 250名(登録可能者数の上限)

  ・概要
    金属AM装置を製造している日工会会員企業9社より、最新の製品情
   報やユーザ活用事例等についてご紹介頂きました。また、金沢大学古本
   教授の司会で、発表者と東京農工大学笹原教授がパネラーとなり、「A
   M部品の普及に向けて溝を跳び越えるための技術」のテーマで、パネル
   ディスカッションを行ました。
    セミナー参加者に実施したアンケートでは、約9割の方から好評を頂
   く結果となりました。

 3.工作機械関連のソフトウェア・ワークショップ
   ―最先端ソフトウエア・計測技術と融合して工作機械が進化―
  ・日 時 11月7日(木)10:30~15:25
          8日(金)10:30~16:15
  ・場 所 南展示棟2階「B会議室」

  ・聴講者 127人

  ・概要
    今回より開催場所を南展示棟に変更し、会期を2日間に延長して開催
   した結果、工作機械メーカー及びユーザーの開発・設計者を中心に、前
   回の1.8倍となる127名の参加がありました。
    講演では、ユーザー企業とのトークセッションを行うプレゼンもあり、
   参加者へ行ったアンケートでは約8割の方より好評の回答を頂きました。

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◆ 統計更新情報
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○2024年11月分受注速報発表(12月10日15時公表)

https://www.jmtba.or.jp/statistics/

  速報(2024年11月分)

         金額(百万円) 前月比  前年同月比

   受注総額    119,336    97.4    103.0

   うち内需    34,326   102.6    105.0

   うち外需    85,010    95.4    102.2

 

 ※ひとこと
   11月の受注速報を見ますと、受注総額は前月比で2カ月連続で減少し、
  1,200億円にはわずかに届かず、3カ月ぶりの1,200億円割れと
  なりました。前年同月比は2カ月連続で増加し、底堅く推移しています。
   このうち内需は、前月比で2カ月ぶり増加、前年同月比は27カ月ぶり
  に増加しましたが、2カ月連続で350億円を下回り、受注水準としては
  弱含み状況が続いています。JIMTOF開催月ではありますが、まだ目
  立った形での効果が表れていない様子です。
   一方外需は、前月比で3カ月ぶり減少、前年同月比は2カ月連続増加で、
  2カ月連続で850億円を超え、まずまずのレベルでの受注が継続してい
  ます。前月見られた大型受注の動向等については、確報時にお知らせいた
  します。

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◇ 最新情報
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2024年度「工作機械の輸出管理講習会~輸出管理初学者のために~」
開催のお知らせ
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 当会では、2025年2月に2024年度「工作機械の輸出管理講習会~輸
出管理入門者のために~」を開催します。

 今年度の講習は、輸出管理業務に初めて携わる方を対象に工作機械に係る輸
出管理制度の概要や実際の輸出許可申請を行う工程においてのポイントについ
て解説致します。

 工作機械貨物の輸出や海外への技術提供に携わっておられる工作機械メーカ、
商社の他、海外への工作機械の移設をご検討されているユーザの皆様で輸出管
理業務のご担当者に、是非ともご参加頂きたくご案内申し上げます。

 詳細は当会ホームページよりご確認を頂き、是非ご参加下さいますようお願
い申し上げます。

【「工作機械の輸出管理講習会」開催のご案内】
https://www.jmtba.or.jp/news/news-5840/

<本講習会に関する問い合わせ先>

(一社)日本工作機械工業会 業務国際部 下里

 TEL:03-3434-3961

 メール:shimozato@jmtba.or.jp

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2.第442回講習会「技術のタスキで未来へつなぐ
   -JIMTOF2024に見るサステナビリティ」
  開催のお知らせ(公益社団法人精密工学会)
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 このたび、公益社団法人精密工学会の主催による、第442回講習会
「技術のタスキで未来へつなぐ-JIMTOF2024に見るサステナビリティ」
が、2025年2月20日(木)中央大学 後楽園キャンパスにて開催されま
すので、ご案内致します。

 読者の皆様にもご興味深い内容と存じますので、奮ってご参加下さい。

・開催日:2025年2月20日(木)

・開催方法:対面およびライブ配信のハイブリッド形式

・申込締切:2025年2月13日(木)

・プログラム
10:00~10:05 挨 拶

10:05~11:05 「JIMTOF2024総論 ~JIMTOFに見る工作機械技術の動向~」
        神戸大学
         名誉教授 白瀬 敬一 氏

11:05~11:10 休憩(5分程度)

11:10~12:00 「生産性向上とエネルギー削減を両立する工作機械」
        オークマ株式会社
         研究開発部 特別主管技師 神戸 礼士 氏

12:00~13:00 昼 食(各自でおとりください)

13:00~13:50 「ギガキャスト対応立形/横形大型加工機の紹介」
        コマツNTC株式会社
         執行役員 開発本部 副本部長 武田 英俊 氏

13:50~13:55 休憩(5分程度)

13:55~14:45 「工作機械メーカによるツール開発」
        株式会社牧野フライス製作所
         カスタマアプリケーションセンタ
         商品企画部 商品開発グループリーダ 菅崎 尊暁 氏

14:55~15:05 休憩(10分程度)

15:05~15:55 「トポロジー最適化を活用した研削盤の開発事例の紹介」
        株式会社ナガセインテグレックス
         製造本部 技術部 第1設計課 澤田 圭太 氏

15:55~16:00 休憩(5分程度)

16:00~16:50 「JIMTOF2024にみる金属AMの最新動向」
        東京農工大学
         工学府機械システム工学専攻・教授 笹原 弘之 氏

16:50~16:55 休憩(5分程度)

16:55~17:45 「高融点金属・難加工材料への積層造形技術の応用」
        日本電子株式会社
         3D積層造形プロジェクト プロジェクト長 眞部 弘宣 氏

17:45~17:55 アンケート回答時間(10分程度)

18:05~19:35 名刺交換会 交流会(参加費無料)

・参加費(税込)
     会員:22,000円(賛助会員・協賛団体会員含む)
   学生会員: 2,200円(税込)
    非会員:36,300円(税込)
  学生非会員: 7,700円(税込)
  注)賛助会員無料券をお持ちの方はご利用下さい。

・第442回講習会詳細は以下URLよりご確認下さい。
https://www.jspe.or.jp/custom-event/event-12140/

・講習会参加申込は以下URLよりお願い致します。
https://www2.jspe.or.jp/form/koshukai/koshukai_form2.html

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○第442回講習会へ是非ご参加ください

 今年も残すところ1カ月を切りました。目まぐるしい一年でありましたが、
特に、JIMTOFイヤーである今年後半は、読者の皆様も多忙な日々であっ
たのではないかと推察致します。

 さて、最新情報に掲載しております精密工学会主催の第442回講習会です
が、今回、小職も講習会企画メンバーの一員として、プログラム策定に携わら
せていただきました。

 今年のJIMTOFにおいても日本が誇る先端・先進の技術が数多く展示さ
れましたが、その中でもDX・GXは一つの大きなトレンドであったと思いま
す。講習会では、DX・GXの他にも、自動車業界に変革を巻き起こすギガキャ
スト製品への対応や最先端の加工技術(工具開発、研削技術、AM)にスポッ
トを当てます。

 JIMTOF2024を詳しく振り返る最も早い講習会のひとつと思います
ので、是非多くの方のご参加をお待ちしております。

(S)

 

次回、Vol.429は2024年12月25日(水)に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。 

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【ましんつ~るまがじん】

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